このコンテンツは、クラウドソーシング「ランサーズ」を利用して、宅地建物取引士の資格を持つ方に書いていただきました。
あなたは土地購入の流れをご存知ですか?
不動産を購入するには、全体の流れを把握することが重要です。もし、全体像をつかむ前に購入してしまうと、、
『頭金が足りない、、』
『予定した時期に引っ越せない、、』
といった、問題が発生してしまします。そこで、今回は土地の購入の流れについて、初心者にもわかりやすく7つの工程に分けて解説していきます。
土地の購入手続きの全体図を解説
土地の購入は、以下のような流れで行われます。
土地購入の流れ
- 資金計画を立てる
- 情報収集
- 物件チェック
- 重要事項説明を受ける
- 売買契約の締結
- 住宅ローンの申し込み
- 登記
土地・家は、人生の中で一番大きな買い物です。しかし、その手続きの複雑さから、よくわからずに購入してしまう方も多いのではないでしょうか。
ただ、全体像を知らずに不動産を購入するのは危険です。
ポイントや注意点を知るためにも、まずは不動産購入の全体の流れを見ながら確認していきましょう。
注文住宅における土地購入の流れ
①土地や建物の購入計画を立てる
不動産の計画というのは、資金計画を立てることから始まります。そして、資金計画で考えることは「自己資金」をどの程度用意できるかです。
自己資金を頭金として使うことで、住宅ローンの支払い総額を抑えることが狙いです。支払い総額を抑えれば月々の支払額も減るので、生活への負担を少なくすることが可能となります。
不動産の購入では、物件価格の他に諸経費(不動産価格の5~10%が相場)が必要です。税金面でも毎年固定資産税を支払うなどの、維持費用が発生することを考慮しなければなりません。
これら様々な要素を考えた上で、資金計画を立てましょう。また、普段の生活資金も確保しておく必要があります。
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②情報収集を行って理想の土地をみつける
資金計画のラフ案ができたら、それを元に土地の情報収集を始めます。最近は直接不動産会社に行かなくても、不動産広告やインターネットで情報を集めることが可能になりました。
さらに、それを専門で請け負ってくれる業者もあるので積極的に活用していきましょう。土地探し、間取りプラン作成、資金計画などを全て無料でお願いできます。
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③不動産会社と土地をチェックする
事前の情報収集で候補の物件を絞りこんだら、実物を見学しに行きます。しかし、見学する前にチェックしなければならない事があります。
土地のチェックポイントや注意点を知らずに、見学にいっても時間がもったいないです。
チェックポイント
- 周囲の生活環境
- 交通の利便性
- 土地の価格
- 不動産会社の対応
事前に上記の点を確認してから、見学に行きましょう。意外かもしれませんが、不動産会社の電話対応、実際に会ってみた相性も重要です。
良い不動産会社や担当者に巡り合えれば、しっかりとしたサポートを受けながら土地を購入することができます。以下は、良い不動産会社の見極め方です。
- 親身になってくれているか
- 正確な知識を持っているか
- 最後まで自分たちに面倒を見てくれるか
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④重要事項説明を受ける
さぁ、気に入った土地が見つかり、購入を決めました。次は重要事項説明を受けます。重要事項説明とは、売買契約前に行われる不動産会社からの物件に関する重要事項の説明です。
不動産会社には【宅地建物取引士に不動産の重要な事項を説明させる】という法律上の義務があります。素人のお客さんが不動産取引をするとき、不利にならないようにするためです。
説明内容は、土地に関する法令の制限やインフラ整備、用途制限、契約条件などです。これらの内容を事前に知っておくことで、不動産会社から説明を聞いた際に自分で判断して質問や意見交換ができるでしょう。
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⑤売買契約を締結する
重要事項説明を受けたら、いよいよ売買契約を結びます。売買契約を結ぶ場合、その契約内容が書かれている売買契約書が発行されます。
土地購入の売買契約書は法律や不動産の専門用語が多く、一般の人にはわかりにくい内容となっています。どこが大事なことなのかを把握して、契約書を読み込むことが失敗しないコツです。
契約書の重要ポイント
- 代金の支払い
- 契約の解除
- ローン特約の有無
- 引き渡し時期
- 登記
これらの点をしっかりと理解しておくとよいでしょう。特に契約解除については把握しておいてください。
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⑥住宅ローンの申し込み
売買契約を締結したら、住宅ローンを申し込みます。住宅ローンの申し込みを行う際は、資金計画と併せて様々なことを考える必要が出てきます。
住宅ローンを組むということは、金融機関から融資を受けること、つまり借金をして利息を払うことになるわけです。住宅ローンを組む際に多くの人が悩むのが、固定金利と変動金利です。
固定金利
固定金利とは全期間、又は一定の期間金利が変動しないというものです。金利は常に一定なので、資金計画が立てやすいといえます。
変動金利
変動金利とは、経済状況によって金利が変動します。
金利の選択によっても返済総額が大きく変わります。そのため、最低限の住宅ローンの知識がなければ、損をしてしまうので注意が必要です。
自分の性格に合わせて選択することが大切ですね。
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⑦支払い、物件の引き渡しから登記
最後に登記を終えれば、取引は終了となります。どの不動産でも「登記」はセットで考える必要がありますので、登記簿の基本的な見方を知っておくと便利です。
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まとめ
以上、注文住宅における土地購入の流れ|手続きの全体図を解説についての紹介でした!
土地購入の流れ
- 資金計画を立てる
- 情報収集
- 物件チェック
- 重要事項説明を受ける
- 売買契約の締結
- 住宅ローンの申し込み
- 登記
資金計画~物件の引き渡しまでに、どのような流れがあるのか知っておくことで、有利に売買をすすめることができます。
皆様のステキな家づくりの一助になりますように(^^♪
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