このコンテンツは、クラウドソーシング「ランサーズ」を利用して、宅地建物取引士の資格を持つ方に書いていただきました。
注文住宅を建てる時の、土地の選び方をご存知ですか?もし土地選びに失敗したら、住宅建築にも失敗したと考えていいでしょう。
『どうしても安いほうがいい』
『土地より建物が重要』
こんな風に考えている方は、ぜひ一読してください!今回は、注文住宅の土地選びのポイントを3つに絞って解説します。
注文住宅の土地選びが重要な理由
土地の購入は、とても高額な買い物になります。マイホーム購入でも、不動産投資による収益物件の購入でも、ベースとなるのが「土地」です。
いざとなれば建物は修繕が可能です。費用はかかりますが、対応は可能なのです。しかし、土地は直しようがありません。つまり土地購入に失敗すると、良い家に住むことはできません。
そうならないために、まずは土地選びの基本的なポイントと注意点を覚えておきましょう。それらを知っていれば、納得のいく土地を探すことができます。
土地を安く買ったからといって、成功と言えるわけではありません。土地購入の目的を達成でき、維持コストを抑えて、快適に生活を送れて、初めて成功したと言えます。
土地を購入する人の中には、購入時の価格を抑えることに拘る人がいます。しかし、安く購入した場合、その後に損をする人が多いのが現状です。
土地を選ぶ時の3つのポイント
土地を選ぶ際の基本ポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 災害の影響がない土地であること
- 犯罪の少ない地域であること
- 将来性があるエリアであること
これらについて解説していきます。
災害の影響がない土地であること
安く購入できる土地の中には、大雨などによる床下浸水、地盤が緩く土砂災害、地震の影響を受けやすい土地が存在します。
災害は、日本のどの地域でも起こりえます。これらのリスクを受けやすい土地の購入は避けましょう。これから先は、気候の変化で災害が起きやすい環境になっていくことが予測されています。
災害に見舞われるということは、それだけ修繕費用が増え、お金がかかるということです。慢性的に災害を受けやすい土地や地域では、物件選びを慎重に行う必要があるります。
改善しようとして自分で砂利を買ってきてみたのですが、作業が大変すぎたので断念しました(^^;)雨が降ると、道路が冠水してしまうのが現状です。
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犯罪の少ない地域であること
土地を選ぶ時は、治安の良さも重要な要素となってきます。犯罪の多い地域でのマイホーム購入や土地購入は注意が必要です。
このような犯罪の発生状況は、各自治体や警察のホームページでデータが公開されています。必ず確認しましょう。
将来の住環境も視野にいれる
不動産購入は、居住することを目的とします。そのため、長期間そこに住み続けるのが前提ですなので、長く住んだ時の居住環境についても、意識して土地を検討しましょう。
例えば、現在はさほど利便性が良くなくても、将来再開発が確実に見込まれている地域が存在します。再開発では商業施設ができ、公園の整備、交通機関の新規開通などにより暮らしやすい場所に変化することが見込めます。
また、その際は地価の高騰も期待できるでしょう。いつか自分が亡くなり子供引き継ぐ時も、資産価値の高い状態でバトンタッチすることができます。
土地の特徴を確認しておく
エリアの特徴によって、住み心地に大きな影響があります。昔ながらの住宅街であれば、高齢者が多かったり、既存コミュニティが出来上がっていていることもよくある話です。これにより疎外感を感じる人も多いはず。
逆に、新たに開発されたニュータウンであれば、自分と同じような立場の住民が多いでしょう。住民とのコミュニケーションが円滑で、より地域に溶け込んで快適な生活を送れる人もいます。
まとめ
以上、注文住宅のための土地は『災害』『防犯』『将来性』の3つで選ぶについての紹介でした!
土地選びのポイントは、以下のようにまとめられます。
土地選びの注意点
- 災害の影響がない土地であること
- 犯罪の少ない地域であること
- 将来の住環境も視野にいれる
災害や防犯、将来性を念頭に、地域コミュニティの円滑さなどを確認しておきましょう!これらポイントを押さえておけば、自分の理想とする土地を見つけることができます。
目先の土地購入代金が安くても、将来不測の出費が発生するような土地は購入すべきではありません。将来の居住環境も視野に入れて、土地を選びましょう。
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