このコンテンツは、クラウドソーシング「ランサーズ」を利用して、宅地建物取引士の資格を持つ方に書いていただきました。
『よし、土地を購入しよう!』
そう思ったとき、何から始めたいいのかわからないものですよね。しかし、わからないままにしておくと、悪徳不動産業者を選んでしまったり、資金がショートしてしまう可能性もあります。
そこで、今回は土地を購入すると決めた方が知っておくべき、3つのポイントを紹介します!
土地を購入する前に注意するべき3つのポイント
マイホーム購入を考えたとき、土台となる土地の購入が重要となります。理想のマイホームを持つためにも、これから紹介する3つの注意点だけはしっかりと押さえてください。
初心者でも対応できることなので、確認していきましょう。
土地購入における3つの注意点
- 不動産業者の選択
- 優先事項の決定
- 資金計画
それでは、解説していきます。
不動産業者の選択
土地を購入する際は、最初に不動産会社に相談する人が多いのではないでしょうか。不動産会社は、土地選びにおける重要なパートナーとなります。
不動産会社に問い合わせをすることから、具体的な土地の購入がスタートします。不動産会社は土地購入の手続きや、住宅ローンなどのプロです。
目的を明確にして、注文住宅のための土地を購入したい旨を伝えれば、親身になって相談に乗ってくれます。
そして、不動産会社の人間であれば、地域の相場観やエリア情報に精通しています。遠慮せず自分が疑問に思っていることは、なんでも相談すると良いでしょう。
しかし、不動産会社を選ぶ場合、注意することもあります。具体的には、以下の2点に気を付けてください。
得意不得意の分野がある
不動産会社によって、得意分野があります。今回のテーマは『注文住宅を建てたい人の土地購入』です。建売を得意とする不動産会社、賃貸を専門とする不動産会社、マンションを得意とする不動産会社、、etc
これらの不動産会社に相談しても、有益な情報を得ることはできません。必ず『注文住宅用の土地購入』を得意とする不動産会社を選びましょう。
担当者の能力差
もう一つの注意点は、担当者によって能力が異なる点です。土地の購入は大きな買い物です。相性が合わないと思ったら、思い切って他の会社にも相談してみましょう。
しっかりと相手を吟味して、自分に合った担当者を見つけてください。経験豊富で実力のある担当者かどうかは、建築士や宅建士などの国家資格を有しているか、質問に対して瞬時に回答ができているかなどで判断できます。
また、初めての土地購入で不安も多いため、ベテランの方を担当者にして欲しいと申し出るのも良いでしょう。
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優先することを決めておく
マイホームのための土地購入は、優先順位を決めておくことが重要となります。マイホームは人生において一番大きな買い物です。そのためには土地の購入も妥協せず、自分の理想を追い求めたいものです。
しかし、現実的には予算が限られている人が多いのではないでしょうか。すべて理想通りにしようとしても上手くはいきません。まずは、自分の希望を整理して、それに優先順位を付けましょう。
優先順位として挙げられる内容は次の通りです。
土地購入の優先順位
- 駅の近く
- 子供の学校の近く
- 病院やスーパーの近く
- 会社への通勤距離
- 価格
- 治安
- 災害が少ないこと
この中で自分なりの優先順位を決めて、土地を選びましょう。ポイントは目先のことに捉われないことです。転勤することもあれば、転職もあるでしょう。子供は進学して、親元を離れることが考えられます。
将来に渡ってこの土地に決めてよかったと思えるようにするためには、エリアとしての利便性に関係する①⑥⑦あたりが大切です。
但し、目先の生活も疎かにはできない現状もあります。同居人の意見や、周囲の意見も踏まえて自分なりの優先順位を導きだすのが良いでしょう。
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資金計画は具体的に
土地を購入する際は、具体的な資金計画を立てることが大切です。資金計画を立てているか否かで、同じ土地を購入するにしても返済する総額は変わります。
土地購入の時は、上物の建物と併せて住宅ローンを組む人がほとんどです。今は住宅ローンの金利が安いとはいえ、長期で考えればとても高額です。いかに金利を減らすかが重要となります。
以下、4つのポイントに絞って考えましょう。
資金計画のポイント
- 金利のタイプ
- 現在の収入と将来の出費
- いつまで働けるか
- 初期費用
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金利のタイプ
住宅ローンを組む時は、まず返済する総額と金利タイプを決める必要があります。金利タイプは大きく2つに分ける事ができ、固定金利と変動金利があります。
固定金利
固定金利とは、返済期間中ずっと同じ金利です。
変動金利
変動金利とは、経済状況に応じて金利額が変わる金利です。
金利によって返済総額は大きく変わりますから、各金利タイプをよく見極めておくことが大切です。
現在の収入と将来の出費
住宅ローンは30年~40年と長く続きます。今現在の家計の状況ではなく、将来の家計プランまで見据えて計画を立てましょう。
将来の家計に大きく変動を与えるのが、子供の教育費です。大学に進学するかしないかでも、大きく教育費が変わってきます。
いつまで働けるか
現在は、終身雇用が必ずしも保証されない世の中です。住宅ローン返済を考える場合、退職金などを当てにしない返済計画を立てるなど、余裕を持った資金計画が大切です。
もし、将来の収入について予測が立たないのであれば、ローン期間を長めにすると良いでしょう。資金を確実に調達できたときに、繰り上げ返済するという対策がとれます。
初期費用
土地購入の計画において、初期費用がかかることも計算に入れておきましょう。頭金、諸費用についても忘れずに用意してください。例えば各種手続き、引越代、外構工事、水道申請など、発生する初期費用は数多くあります。
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まとめ
以上、注文住宅を建てる|土地を購入する前に注意するべき3つのポイントについての紹介でした!
以下の3つのポイントにまとめられます。
土地購入における3つのポイント
- 不動産業者の選択
- 優先事項の決定
- 資金計画
注文住宅の土地を得意とする業者を選び、相性の良い担当者を探してください。1社で見つからなければ、2社3社と探すべきです。
とても大きなお金を使うのですから、わがままをいっぱい言っても真摯に対応してくれる担当者を選びましょう!
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