平屋の家って階段がないですし、ワンフロアの生活で快適ですよね。私は一条工務店のアイスマートで平屋を建てましたが、すごく満足しています。
しかし、当然ですが平屋を建てるには2階建よりも土地の面積が必要となります。そうすると、どうしても必要なスペースを確保できなくなる場面も・・・
そんな時、営業や建築士から提案されるのが『ロフト』です!
確かにロフトを作れば平屋でも上層部にスペースを確保することができます。ですが・・・
というわけで、申し訳なかったのですがロフトの提案は却下させていただきました(^^;)我が家の場合、土地の広さに困っていなかったということも幸いしています。
しかし、どうにもこうにもならないくらい坪数が足りない時、それでも平屋にロフトを作る必要があるのか?今回はその辺りをよく考えてみたいと思います(^^♪
平屋を建てるには土地が必要
満足のいく平屋を建てるには、庭などの外構も含めそれなりの土地が必要となります。我が家の場合、家の坪数が約33坪、庭まで含めると全部で60坪くらいの敷地を使っています。
土地に関しては本当に運が良く、先祖代々のモノを利用させてもらう事ができました。その土地は長方形をしており、合計で100坪近くあります。残りの土地は畑のままですが、将来は子供たちが家を建てられる可能性を残すように外構を工夫しました。
ロフトとは?
そもそも、ロフトとはどのようなものを指すのでしょうか?以下、ウィキペディアからの引用です。
ロフト(Loft)とは、原義では建物の最上階または屋根裏にある部屋を指す。天井の下でなく直接屋根の下にあり、倉庫などに使われる。こうしたロフトを住居用に改造、またはロフト風に新築されたり、天井の高い空間(主にアトリエやスタジオなど、美術・音楽作品の制作に使用される)を備えた集合住宅は「ロフト・アパートメント」(loft apartment)と呼ばれる。日本の賃貸物件などでは、天井を高くして中二階を設けて梯子などで昇降できるようにしたものを指す。
引用:Wikipedia
日本におけるロフトは、天井を高くした中二階を指す場合が多いようです。
一条工務店のロフトを採用する時の注意点を3つ紹介
一条工務店でロフトを作る場合の注意点を、3つ紹介していきます。
- 勾配天井を採用する必要がある
- オプション価格が高額
- 空調管理が難しい
勾配天井を採用する必要がある
まず、平屋にロフトを作るには『勾配天井』を採用する必要があります。これはロフトを作る空間を確保するために、必須の条件となります。
コチラは我が家の間取り図です。緑の部分に勾配天井があり、ロフトを作るなら赤い丸のあたりになります。
コチラは外観の写真です。勾配天井の部分に、ロフトを作るだけのスペースが出来上がっていますね。
コチラは家の中から見た勾配天井です。赤い丸の部分に、ロフトを作ることができます。
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勾配天井だけでもかなりの大空間を演出してくれていますが、ここにロフトまで作るとなるとすごい広く感じそうですね(^^♪
オプション価格が高額
我が家はロフトの提案を却下したので、詳しいオプション価格は分かりませんでした(^^;)ですが、実際にロフトを設置した方のブログによると、7.5畳で約80万円とのことです。
ですが、我が家の坪単価65万円と比較すると、ロフトの坪単価は21万円ほどなので割安で設置できるオプションといえます。
▼価格についての参考サイト▼
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ですが、夏場は暑い空間があります。
我が家の場合、書斎がその部屋に該当しており、日当たりがよく風通しの悪い空間です。念のためエアコンを付けられるようにしてありますが、部屋の大きさが4畳もないので設置は微妙なところ・・・
今は、リビングで冷えた空気を、サーキュレーターによって書斎に送り込むことで涼しさを保っています。予想の域を出ないのですが『夏場のロフトは暑くなるのでは?』と考えています。
単純に荷物を置くだけの部屋ならいいのですが、書斎や遊び場などの生活圏にする予定なら、空調について相談したほうがよさそうです。
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本当にロフトでいいのかよく考えよう
ここまでロフトの注意点や設置条件を紹介してきましたが、そもそも『平屋にロフトが必要なのか?』という点についても考えてみましょう。
ロフトのある家に住んだ経験がある
私は賃貸住宅時代に、ロフトのある部屋に住んだことがあります。そのロフトは階段が設置されていないタイプで、近くの壁に梯子が完備されていました。
当時の記憶をたどると・・・
- 梯子が急すぎて怖い
- 一切利用しなかった
- 空気がこもっていた
という事が思い出されます。つまり、ロフトを活用することがなかったわけですね。
せっかく削った階段が必要になる
平屋の最大のメリットは『2階がない』という点です。階段をのぼる必要がないので、老後でも快適に過ごせますし、ワンフロアの掃除はルンバ1台に任せることができます。
そして階段がなければ、その分坪数を減らすことができ、2階から各部屋に続く廊下も不要です。実際の所、我が家は2階建から平屋への変更により、階段と廊下を合わせて3坪も削ることができました。
ですが、ロフトを作ってしまうと階段が必要になります。階段をのぼりたくなくて作った平屋なのに、これでは本末転倒になってしまいますね。
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私がロフトの設置を余儀なくされた場合、『2階建』という選択も考えたと思います。
まとめ
以上、一条工務店の平屋|狭くて困ったときの解決策はロフトがおすすめ?についての紹介でした!
最後に、ロフトを設置する際の注意点をまとめておきます。
ロフトを採用する際の注意点
- 勾配天井を採用する必要がある
- オプション価格が高額
- 空調管理が難しい
我が家はラクをするために平屋という選択をしました。そのため、階段を必要とするロフトのオプションは却下しています。好きなだけ使える土地があったことも幸いしましたけどね。
平屋にロフトを作る時は、そのメリットとデメリットをよく考えてから決めましょう(^^♪