納戸の要望
以下は納戸を設置するときに出した要望です。
- 家の端に配置したい
- ロスガード(セントラル熱交換換気システム)を設置したい
- ハンガーラックを2枚設置したい
- ハンガーラックを好きな高さに設置したい
- 中段を設置したい
- 太陽光を取り入れたい
それでは検討の過程を1つずつみていきます。
■家の端に配置したい
納戸は来客用布団、五月人形、雛人形(妻の)など普段は使用しないが、必要なものを収納するスペースとして設置しました。
利用頻度は低いため、利便性の低い場所に配置しようと考えていました。つまり、家の端に設置したかったのです。また、南よりは北に配置した方が生活圏の太陽光を確保できます。
家の端に設置する事はできましたが、間取りの都合で他に優先すべきことがあり、北には設置できませんでした。南西という日当たりの良い場所になってしまいました。我が家は『鬼門と裏鬼門に玄関と水回りを配置できない』という条件があり、間取りの自由が制限されているのです。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
勿体無い配置となりました。
■ロスガード(セントラル熱交換換気システム)を設置したい
一条工務店ではロスガードという24時間換気システムが標準装備で付いてきます。これは屋外と屋内の空気を入れ換える装置です。これを稼働させておけば、窓を開けて空気を入れ換える必要はありません。
さらに、熱交換も担っているので、部屋の温度を一定に保つように空気の温度調節をしています。
若干ですが音がします。そのため、1番利用しない部屋かつ家の端に設置したいと考えていました。他メーカーと比較していないのでわかりませんが、私にとっては気になるレベルの音でした。
ロスガードを設置するにあたり、最も適した場所が納戸でした。都合よく家の端に配置していたので、問題なく納戸に設置することができました。
■ハンガーラックを2枚設置したい
収納には標準装備でハンガーパイプ付きのハンガーラックを設置することができます。納戸は3畳のスペースを確保してあります。ハンガーラックを2枚設置すれば収納力がアップします。
特にオプションになる事なく、西面と南面に設置してもらいました。
ハンガーラックは1つの面に2枚設置するとオプション料金が発生します。
詳しくはこちらで紹介しています。
■ハンガーラックを好きな高さに設置したい
ハンガーラックは何も言わなければ185cmに設置されます。ハンガーラックの厚さが3cm、そこからハンガーパイプの中心までが5cmです。図面に表記された高さの8cm下にハンガーパイプがきます。
高さ設定は自由にできるので、自分たちの使いやすい高さを依頼しましょう。
2枚のハンガーラックを直角に設置する場合は、ハンガーラックが重なる部分が発生します。ハンガーラックの厚さの分(3cm)だけ高さがずれ、段差になりますので注意してください。
青い四角と赤い四角の重なる部分です。
■中段を設置したい
納戸は押入れのように使用したいと考えてしました。そのため、中段の設置を依頼しました。中段はオプションになり、1畳分で11,000円です。
高さ設定は自由にできます。我が家は79cmにしてもらいました。実際に中段の下に収納できる高さは68cmになります。中段そのものに11cmの厚さがありますので、収納したいものを考えてから高さを決めましょう。
中段の上にはハンガーラックがありますので、ハンガーパイプまでの高さも計算しておくべきです。我が家の場合はハンガーパイプが177cmなので中段79cmの上には98cmのものまでなら収納可能です。
余談ですが、押入れにすれば中段のオプションはかかりません。中段、ハンガーラック付きの押入れがあるのです。我が家の場合はハンガーラックを直角に2枚設置したかったので押入れにはしませんでした。
中段、ハンガーラック付きの押入れを設置して、戸を外しておけば中段のオプションはなしでも済んだかもしれません。
押入れは標準装備で好きなだけ設置できます。うまく活用しましょう。
押入れの詳細はこちらの記事で紹介しています。
■太陽光を取り入れたい
納戸は南西の角に配置しました。普段利用しない割に日当たりがいいのです。せめて電気を節約できるように明かり取りの窓を設置してもらいました。3畳分のスペースがあるので、標準装備で窓を設置できました。
標準装備をうたい文句にしている一条工務店ですが、標準装備では設置できない窓も存在します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
納戸の図面
納戸は以下のように変更しました。
納戸を家の角(南西)に配置し、ロスガードを設置しました。
ハンガーラックは2枚設置し、高さは185cmと182cmとしました。
利便性向上のため、中段を設置しました。
太陽光を取り入れるために窓を設置しました。
全ての要望に対応してもらう事ができました。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
家の端に配置したい | ○ |
ロスガード(セントラル熱交換換気システム)を設置したい | ○ |
ハンガーラックを2枚設置したい | ○ |
ハンガーラックを好きな高さに設置したい | ○ |
中段を設置したい | ○ |
太陽光を取り入れたい | ○ |
納戸にかかった坪価格とオプション価格
ダウンライトは2つ設置しました。
こちらが納戸のダウンライトのスペックです。
スイッチ価格は書斎の電気配線に計上してあります。以下の記事で紹介しています。
下の表は納戸にかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(1.5坪) | 975,000円 |
中段 | 11,000円 |
納戸ライト(3,000円/個) | 6,000円 |
合計 | 992,000円 |
納戸の坪価格は975,000円、オプション価格は17,000円かかりました。たかだか3畳の収納スペースを作るのに100万円もかかりました。個別で計算するとそれぞれの重みを感じることができますね。
心配している事が1点あります。コンセントを設置しなかったのです。これは実際に生活してみるまでは、なんとも言えません。後悔記事を書くハメにならない事を願っています。
納戸はこの記事のみになりますので、坪価格もオプション価格も総額になります。