主寝室のクローゼットの要望
以下は主寝室のクローゼットに関する要望です。
- 2人で3畳のスペースが欲しい
- 出来るだけハンガーに掛けたい
- 小物置き場が欲しい
- 引き戸にしたい
- 鏡を設置したい
■2人で3畳のスペースが欲しい
私はミニマリストの傾向があるので、衣類系は多くありません。少量の良いものを、メンテナンスやリペアしながら長く使います。
妻は捨てられない性格です。私から見ると価値のない服を大量に所有しています。さらには保管場所を把握していません。
真逆の性格の二人の衣類なので、どの程度の収納が必要かはっきりとはしないのですが、とりあえず2人合わせて3畳を目安にしました。収納空間は広ければ良いというものではありません。適切に棚・ハンガーラック・引き出しを設置することで収納力が向上します。
■出来るだけハンガーに掛けたい
洋服をたたむ時間は無駄だと考えています。セーターなどを除いて、可能な限りハンガーにかけてしまったほうが効率的です。
ズボンも含め所有している洋服を全てハンガーにかけた場合、私は210cmのハンガーラックが必要になりました。妻は不明なので、仮に1.5倍としましょう。合計で525cmあれば十分な収納力になります。
下の図面は主寝室のクローゼットです。東西(横)は180cmのハンガーラックが2枚、南北(縦)は135cmのハンガーラックが2枚です。
東(右)のハンガーラックの高さは185cmと182cmに重ねて設置したので、重複部分は1つのハンガーラックしか活用できません。
西(左)のハンガーラックは192cmと97cmに設置したので、重複部分のハンガーラックはそれぞれ使用することができます。
棚の長さを全て足すと、単純計算で630cmの長さになります。壁の厚さ、ハンガーラックの有効部分、ハンガーラックの重なりを考慮して、棚の両サイドを10cmずつ削ったとしても、505cmのハンガーラックは確保できそうです。
525cmとほぼ同等のハンガーラックを設置できそうです。
■小物置き場が欲しい
青い四角の部分は97cmに設置してあります。目的は以下の3点です。
- 小物置き場が欲しい
- 作業台が欲しい
- 収納力を上げたい
1.小物置き場が欲しい
主な目的は小物置き場としての利用です。
現在はベッドボードに腕時計、結婚指輪などを置いています。次の日に着る洋服やベルトは、ベッドの足元に雑然と積まれた荷物の上に準備します。マフラー、手袋などはベッドサイドのチェストの上に置いています。
それらを一括して置けるような場所をクローゼット内に作りたかったのです。
2.作業台が欲しい
基本的にはノンアイロン(ポリエステル)のシャツを所有しています。もちろんTPOに合わせて綿のシャツも着ますが、アイロンに時間を割くのは非効率的だと考えています。しかし、襟・袖口などのシワが気になることがあります。
そんな時にさっとアイロンがかけられるスペースにしようと考えています。また、毛玉取りを行うスペースにもするつもりです。
電源として、97cm棚の10cm上にのコンセントも設置しました。
3.収納力を上げたい
西(左)のハンガーラックを192cmと97cmに設置したことで、重なり部分もそれぞれ有効活用できます。97cmはスーツをかけても床まで5cmくらいは余裕がありました。
■引き戸にしたい
主寝室が狭いため、クローゼットは引き戸にしてもらいました。引き戸は扉の開きがないので、家具に干渉しないからです。おかげで、主寝室もクローゼットも家具の配置や設置が考えやすくなりました。
引き戸のメリットばかりに気を取られ、我が家は全ての扉を引き戸にしたいと考えていました。しかし、引き戸はデメリットも大きいのです。引き戸は『壁』にはなりません。
下の図面をご覧いただくとわかりますが、壁の厚さを半分にして引き戸を設置します。半分の壁は構造上の『壁』としてカウントできないそうです。
建物の強度を保つと、引き戸はあまり設置できなくなります。また、戸を収納する部分が必要になるため、図面2マス分(90cm×2)の長さを確保しなければなりません。
ここだけは!という所に設置することをオススメします。
引き戸についてはこちらの記事でも紹介しています。
■鏡を設置したい
クローゼットの中に姿見用の鏡を設置したいと考えています。本来はシューズウォールに標準装備で設置される鏡を利用したかったのですが、、
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
主寝室のクローゼットは狭いですが、鏡の高さを高めに設置すれば身だしなみを確認できそうです。実際に鏡から90cmくらい離れて服装をチェックしたところ特に問題ありませんでした。
鏡は重いので、念のために壁下地をしてあります。下の図面の赤い四角の部分です。
壁下地はオプションで1,900円でした。
主寝室のクローゼットの図面
主寝室のクローゼットは以下のように変更しました。
2人で3畳のスペースを確保できました。
十分な長さのハンガーラックを設置できました。
小物置き場を設置できました。アイロン台、毛玉とりなどの洋服メンテナンススペースとしても活用できます。
引き戸にすることで、他の家具への干渉を避けました。
姿見用の鏡を設置するために、壁下地をしてあります。
全ての要望に対応してもらう事ができました。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
2人で3畳のスペースが欲しい | ○ |
出来るだけハンガーに掛けたい | ○ |
小物置き場が欲しい | ○ |
引き戸にしたい | ○ |
鏡を設置したい | ○ |
主寝室のクローゼットにかかった坪価格とオプション価格
下の表は主寝室のクローゼットにかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(1.5坪) | 975,000円 |
壁下地補強 | 1,900円 |
合計 | 976,900円 |
主寝室のクローゼットの坪価格は975,000円、オプション価格は1,900円かかりました。1個/6坪まで標準装備でつけられるシステムクローゼットにはしませんでした。
システムクローゼットについてはこちらの記事で紹介しています。
コンセントとダウンライトの価格は電気配線に計上します。
余談ですが、ハンガーラックは標準装備で設置できます。しかし、1つの壁に2枚設置するとオプション料金が発生します。初めの頃は収納力を上げようと、1つの壁に100cmと200cmのハンガーラックの設置を依頼しました。
下の図面の青い四角の部分です。
毎度お馴染みですが、オプションについての説明は全くないまま見積もりにはしっかりと反映されていました。
下の図面の場合は18,000円になります。
結局はハンガーラックを2段にするのはやめました。オプションになるのも理由の1つですが、『高さ』が1番の問題でした。
200cmのハンガーラックはかなり高いです。ハンガーラックは192cmの高さになります。妻の身長は150cmです。使い勝手が悪くなると考えられます。
若いうちはなんとかなるかもしれませんが、老後は使用できないものになってしまうでしょう。