書斎の電気配線の要望
以下は書斎の電気配線を設置するときに出した要望です。
- 備え付けの手元ライトを設置したい
- インターネット環境が欲しい
- プリンター置き場を設置したい
- プリンター置き場に穴を開けたい
- ハニカムシェードは電動にしたい
- ダウンライトのスイッチは中間に設置したい
それでは検討の過程を1つずつみていきます。
■備え付けの手元ライトを設置したい
書斎はダウンライトを3個設置しました。ライトは1個3,000円、3個設置したので合計で9,000円になりました。スイッチは3,200円です。
こちらが書斎のダウンライトのスペックです。
しかし、勉強するにはもっと照度が必要です。手元を照らす蛍光灯のようなライトを、机の前面に並行して設置したいと考えていました。建築士に伝えると、難色を示されました。
備え付けのライトではピンポイントで手元を照らすことができないからです。ノートにメモを取る時はいいですが、本を立てて読む時は光が当たりません。パソコンを使用する時も光が当たりません。
確かにその通りです。机の前面のみのライトでは使い勝手が悪いです。この点は建築士の意見に賛同して、電気スタンドを購入することにしました。そのためのコンセントも多めに設置しました。
■インターネット環境が欲しい
息子たちは小学校からプログラミングの授業を受けることになるようです。そのため、パソコンの利用は必須となり、書斎には充実したネット環境を設置したいと考えていました。
パソコンや手元ライトの電源としてコンセントを10口、有線LANを2箇所設置しました。3人で利用しても、1人あたり3個のコンセントを使用できます。
備え付けの机のすぐ上にLAN+2口コンセントの配線を2箇所設置しました。1個7,500円×2で15,000円になります。青い四角の部分です。
プリンター置き場とフローリングから30cmの高さに3口コンセントを設置しました。1個3,200円×2で6,400円になります。緑の四角の部分です。
3人同時にインターネットを使用する場合を考慮して、無線LANが利用できるような環境も整えようと考えています。そのため、情報ボックスというものを設置しました。オプションで25,500円になります。分電盤のように壁に設置するものです。洗面所に設置してあります。
ボックス内にコンセントやLANや電話線が格納されており、モデム、ルーター、ハブなどを収納できます。配線を隠せるので美観の観点からも優れたオプションです。
情報ボックスの使い方・仕組みについてはコチラで紹介しています▼
関連記事:【一条工務店の情報ボックス】インターネット工事から無線LANを使うまで
■プリンター置き場を設置したい
パソコンを利用する中で必須になるアイテムはプリンターです。初めは考えついておらず、どこにも置き場を設置していませんでした。
机に置いてしまっては勉強スペースを減らしてしまいます。フローリングにプリンター置き場を設置したら、何もない3畳の空間を確保できません。書斎のフローリングは3畳分、何も干渉しないようにように作ってあります。
詳しくは、こちらの記事で解説しています▼
関連記事:一条工務店の間取りと価格~書斎の机(フリーカウンター)~
プリンター置き場の設置忘れは、かなり致命的なミスになるところでした。図面を考える時は、あらゆる場面をシュミレートする必要があります。
とはいえ、プリンター置き場を新たに確保するスペースはありません。そのため机の上にもう1つ小さな机を備え付けてもらいました。90cm✖45cmくらいで、オプション価格は18,000円です。
勉強時に干渉せず、紙やインク交換がやりやすいように、高さは137cmにしました。赤枠の部分になります。
オプションになる点と窓が机の前面全てに設置できなくなる点はデメリットですが、書斎としての利便性は高くなりました。
■プリンター置き場に穴を開けたい
前述したプリンター置き場には3口コンセントを設置しました。3,200円のオプションとなります。しかし、現段階ではプリンター以外の用途が思いつかず、2口のコンセントが余ってしまいます。
机でも使用できるようにプリンター置き場の角(南東)には配線を通せる穴を開けてもらいました。
余談ですが、我が家は机の上に有線LANやコンセントを設置しました。しかし、机の下に設置する方のほうが多いようです。その場合、机に何箇所か穴を開けておかないとコードを通すことができなくなるので注意してください。
■ハニカムシェードは電動にしたい
書斎のハニカムシェードは電動にしました。10,000円/箇所で設置できます。書斎には窓が2箇所あるので20,000円になります。
ハニカムシェードとは標準装備で設置されるブラインドのようなものです。少し厚みがあり六角形の空洞がつながっています。蜂の巣を縦に並べたような感じです。六角形の空間に空気の層ができるので、温度変化を減らすことができます。
標準装備で全ての窓に設置されるので、新たにカーテンを購入する必要はありません。美観を考慮してリビングぐらいはカーテンをつけてもいいかもしれませんが。
使用方法はブラインドと同様に紐で開閉します。オプションにはなりますが、電動にすることができます。
宿泊体験をされた方ならわかると思いますが、窓の数が多いと開閉がけっこう面倒です。また、大型の窓の場合はハニカムシェードも大型になります。これがけっこう重たいのです。開けるときに重さで中心がしなります。
全ての窓を電動にする必要はないですが、『頻繁に開閉する』『大型の窓』の場合はハニカムシェードを電動にする事をオススメします。しかし、故障したときは修理するまで動かせなくなると言われました。それは困るので、電動ハニカムシェードの窓にはカーテンを設置しようと考えています。
■ダウンライトのスイッチは中間に設置したい
下の図面は書斎ダウンライトのスイッチです。納戸ダウンライトのスイッチのと一緒にしました。左側に納戸、右側に書斎が配置されています。スイッチの価格は3,200円です。
初めはスイッチの位置が左寄りでした。2部屋のスイッチなので真ん中に設置を依頼しました。緑で囲った部分です。
しかし、対応不可と言われました。壁内部の構造上、右か左に寄せなければ設置できないとのことです。それならば書斎の利用頻度の方が圧倒的に多いので、書斎寄りに変更してもらいました。
周りは『そんな数十cmのこと。。』といった空気でしたが、自分にとっては重要でした。電気配線は完成後に変えることはできません。周りに何と言われようとも自分の要望を押しましょう。
書斎の電気配線の図面
以上の検討の結果、書斎の電気配線は以下のように変更しました。
手元ライトを備え付けることはできませんでした。
コンセント2口+LAN(JCL)を2箇所設置しました。
プリンター置き場を作り、コンセントを設置、穴を開けました。
書斎のハニカムシェードは電動にしました。
ダウンライトのスイッチは書斎側に設置してもらいました。
約7割の要望に対応してもらう事ができました。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
備え付けの手元ライトを設置したい | × |
インターネット環境が欲しい | ○ |
プリンター置き場を設置したい | ○ |
プリンター置き場に穴を開けたい | ○ |
ハニカムシェードは電動にしたい | ○ |
ダウンライトのスイッチは中間に設置したい | × |
書斎の電気配線にかかった坪価格とオプション価格
下の表は書斎の電気配線にかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(0坪) | 0円 |
書斎ライト(3,000円/個) | 9,000円 |
スイッチ(書斎、納戸) | 3,200円 |
2口コンセント+LAN(7,500/個) | 15,000円 |
3口コンセント(3,200円/個) | 6,400円 |
エアコン専用コンセント | 14,300円 |
プリンター置き場 | 18,000円 |
ハニカムシェード(10,000円/個) | 20,000円 |
合計 | 85,900円 |
書斎の電気配線の坪価格は0円、オプション価格は85,900円かかりました。電気配線は全てオプションとなります。