一条工務店の床暖房｜タイマーを設定して効率的な使い方で節約する

朝晩の気温も低くなり、そろそろ床暖房をスタートさせるか迷う季節になってきました。我が家は埼玉県なので、東北や北海道のような厳しい寒さはありません。しかし、毎年10月後半あたりから床暖房を使用しています。

確かに電気代はかかりますが、何よりも快適に暮らすことを最優先に考える我が家でした。ですが、できる限りの節約には努めるようにしています。

そうです、タイマー設定です。

よく考えると、タイマー設定は素晴らしい代物です。1日の30％だけでも床暖房を停止すれば、その分電気代が安くなるんですから。何もしなくても、勝手に電気代が安くなる。そういうの大好きです。

そこで今回は、床暖房ってナニ？というところから一条工務店の床暖房の使い方をまとめてみました。これさえ読めば、あなたも床暖房マスターです。

一条工務店の床暖房はヒートポンプ式

床暖房とは、床の下に暖房装置を設置して空間を暖める暖房器具です。大がかりな工事が必要な点、家そのものの気密性や断熱性が必要な点で、導入可能な家屋は限定されると思います。

床暖房にもいくつか種類がありますので、まずはそれらを紹介していきます。

温水循環式

温水循環式は、温めた温水を床の下に循環させる方法です。

ヒートポンプ式

ヒートポンプ式は、空気の熱を利用して温水を作る方法です。一条工務店はこれを採用しています。以下、一条工務店HPからの引用です。

ガス熱源タイプよりも優れたコストパフォーマンスを実現。これからは、エネルギー効率のいいヒートポンプ方式のエアコン付き床暖房システムがおすすめ。ガス温水式の床暖房システムと比べて、１シーズンで約３５，０００円もお得。電気ヒーター式に至っては、約１１２，７００円もお得です！さらに、冷房シーズンに必要になるエアコン本体と室外機を兼用することができるため、機器設置の際のイニシャルコストを軽減することができるという、うれしい効果もあります。
引用：一条工務店

空気の熱を使うので消費電力が少ないのが特徴です。割安な夜間の電気を利用すれば、ランニングコストも削減できます。

しかし、暖まるのに時間がかかるのがデメリットです。確かに床暖房を稼働させてから暖かくなるまでに数日かかります。

ヒートポンプ式の中にも、床暖房専用型、エアコン兼用型、給油兼用型の3種類があります。

一条工務店はエアコン兼用型なので、床暖房を使用しているときはエアコンを使用できません。

ガス式

ガスボイラーを使用して温水を作り出します。ガスを使っているので、早く暖まります。ボイラーの設置面積が少なくて済みます。

灯油式

灯油を使用して温水を作り出します。ガス式と同様、暖房能力が高いです。しかし、灯油を使用するので燃料の補給が必要になります。

太陽熱利用式

屋根に設置した太陽熱温水器と補助的なヒーターを利用して、温水を作り出します。

自然エネルギーを利用しているので、ランニングコストが低いのが特徴です。

電気ヒーター式

電力を利用して暖める方法です。

電熱線式

床下に発熱体を設置して通電させることで暖めます。設置費用は安いですが、ランニングコストは高くつきます。

暖房能力は高いので、短時間の利用にもおすすめです。

蓄熱式

夜間電力や太陽熱を利用して、蓄熱材に熱を貯める方法です。

熱が蓄積されるまでに時間がかかりますが、一度暖まれば安定した暖房効果を得られます。

初めて床暖房を使い始める時

初めて床暖房を使う時は、それほど注意する点はありません。まだまだ営業や監督とも交流がある時期なので、メーカー側も気をまわしてくれます。分からない事があれば気軽に聞いて解決しましょう。

注意が必要になってくるのは数年経過して、メーカー側との接点が希薄になってくる時期です。3年も経つと『アフターメンテナンスに聞いてくれ』と言われるので、色々と後回しにしがちになります。

といっても床暖房に関してコチラで対応できることも少ないので、【循環水が減っていないか？漏れていないか？低温ヤケドするような状況になっていないか？】などに気を付けてください。

あと、室温が定常状態になるまでに3日くらいかかるので、数日先の外気温を見越して使用を開始することをオススメします。

床暖房の基本的な使い方

床暖房を採用すると、屋内に上の画像のようなリモコンが設置されます。1つのリモコンで4つの区分まで床暖房を管理することができるので、5つの区分に分けた我が家の場合リモコンが2つあります。

リモコンの設置場所は【リモコンニッチ】にしました。2個の設置ですが、スペース的にはそれほど問題に感じていません。

それでは、床暖房の基本的な使い方を4つ解説していきます。一条工務店の床暖房は長府製が採用されています。

通常運転

最も一般的な運転方式です。

1. 運転　入/切ボタンを押します。
2. ABCDの運転したいエリアのボタンを押します。

設定温度を変更したいときは・・・

1. エリア切替ボタンを押してエリアを選択します。
2. 温度ボタンを押して好きな温度に設定します。

セーブ運転

セーブ運転は、通常運転よりも控えめな温度で稼働します。

部屋の暖めすぎを抑え、経済的に利用することができます。

まずは運転　入/切ボタンで床暖房を稼働させます。

1. エリア切替ボタンを押してエリアを選択します。
2. 1で選択したABCDボタンを押して点灯させます。（既に点灯していればそのまま）
3. セーブボタンを押します。
4. 温度ボタンを押して好きな温度に設定します。

セーブ運転を止めたいときは、セーブボタンを押してください。

エコ運転

エコ運転は、設定した温度の分だけ通常運転の温を下げて運転します。

1. モード切替ボタンを3秒間押します。
2. 温度ボタンを押してエコ温度を設定します。
3. 確定ボタンを押します。

まいにちタイマー運転

タイマー運転は全エリア一括、エリア別に設定することができます。

外出している日中は床暖房を切って、帰宅前に稼働させることが可能です。

一度設定してしまえば、毎日同じ時間にON/OFFしてくれるので、非常に経済的です。

タイマー設定はとても複雑なので、以下で説明していきます。

まいにちタイマー設定をして節約

タイマー設定をする前に、時刻が合っているか確認しましょう。

タイマーは1と2があり、2種類の設定が可能です。タイマーは30分単位で設定できます。

全エリア一括設定

全エリア一括の設定は比較的簡単です。

1. まいにちタイマーボタンを3秒間押します。
2. 温度ボタンを押して運転モードを選択します。

1. 戻り/送りボタンを押して時間を選択します。
2. 温度ボタン/戻り送りボタンを繰り返して、各時間の運転モードを設定していきます。
3. 確定ボタンを押すとタイマー1の設定が完了です。
4. 再度、温度ボタン/戻り送りボタンを繰り返して、各時間の運転モードを設定していきます。
5. 確定ボタンを押すとタイマー2の設定が完了です。

エリア別設定

エリア別設定は少し面倒です。

しかし、ベースとなる設定が4種類用意されているので、自分のライフスタイルに一番近いモノを選んで変更していくのと手間が省けます。

• 設定1：朝と夜だけ通常運転
• 設定2：夜から朝まで通常運転+セーブ運転の組み合わせ
• 設定3：夜から朝までセーブ運転
• 設定4：朝と夜は通常運転、その他はセーブ運転

それではエリア別設定をしていきます。

1. エリア切替ボタンを押します。
2. タイマー設定ボタンを3秒間押します。
3. 戻り/送りボタンを押して、タイマー番号を選択します。
4. 確定ボタンを押します。
5. 戻り/送りボタンを押して、設定番号を選択します。
6. 確定ボタンを押して簡易的な設定は完了です。

好みの設定にしたい方は手動設定をしていきます。

1. エリア切替ボタンを押してエリアを選択します。
2. タイマー設定ボタンをおして、先ほど設定したタイマー番号を選択します。
3. 温度ボタンを押して運転モードを選択します。
4. 戻り/送りボタンを押して時間を選択します。
5. 温度ボタン/戻り送りボタンを繰り返して、各時間の運転モードを設定していきます。
6. 確定ボタンを押すと設定が完了です。

まいにちタイマーのセットと解除方法

まいにちタイマーのセット方法は以下の通りです。

1. エリア切替ボタンを押してセットするエリアを選択します。
2. まいにちタイマーボタンを押します。

まいにちタイマーボタンの解除方法は以下の通りです。

1. エリア切替ボタンを押して、エリアを選択します。
2. まいにちタイマーボタンを押して、タイマー解除を選択します。

まとめ

以上、一条工務店の床暖房｜タイマーを設定して効率的な使い方で節約するについての解説でした。

タイマー設定は、正直いって面倒です。時間にして15分くらいかかりました。ですが、これだけで勝手に節約できると思えばやる気もでてきます。