リモコンニッチ・神棚の要望
以下はリモコンニッチ・神棚に関する要望です。
- リモコンニッチは目立つ場所に配置したくない
- リモコンニッチの上に神棚を設置したい
- 神棚はキッチンからのアクセスが良い場所に配置したい
それでは検討の過程を1つずつみていきます。
■リモコンニッチは目立つ場所に配置したくない
リモコンニッチとはスイッチ、インターホン、売電状況の確認パネル、給湯パネルなどのリモコンを一箇所に集約した壁です。10,000円のオプションになりますが、最大7個のリモコンをまとめられるので部屋をスッキリさせることができます。(標準装備になったとの噂も耳にしました。)
引用:i-smart仕様確認ノート
また、マグネットが使用できる部分があるので、プリントなどを貼り付ける事も可能です。現在、妻によって冷蔵庫に貼られまくっているものは全てリモコンニッチに移動させるつもりです。
リモコンニッチは490~1,845mmの高さに設置されます。下段、中段、上段と機能が分かれます。
- 下段:マガジンラックとして雑誌や新聞を置くことができます。耐荷重は10kgです。
- 中段:3口コンセントが標準装備となり、携帯電話、タブレット置き場として利用できます。耐荷重は3kgです。
- 上段:各種リモコン・スイッチのスペースです。他の壁から32mm凹状態なので、壁からリモコンが突出しません。背板は鋼板なのでマグネットを利用する事ができます。
難点なのは設置可能な壁に制限が多いことです。我が家もこの制限が原因で図面の変更に苦慮しました。
リモコンニッチは以下の壁には設置できません。
多すぎだろ!
さらに配線を集約させる都合、アクセスの良さは確保しつつリビングからは見えにくい場所に設置したい希望がありました。
条件が多すぎて、設置はあきらめようと思ったくらいです。
当初は以下の図面の場所に設置されていました。赤い四角がリモコンニッチ、青い四角がエアコンです。
下がリビング、右が玄関なのでなかなか良い場所です。しかし、この図面では洋室のエアコン配管を家の中央まで設置する必要があったので図面を調整しました。
リモコンニッチよりも洋室の方が優先順位は高いです。
これにより、エアコン配管は外壁面に設置する事ができました。しかし、押し入れの位置が変更されたので、リモコンニッチの設置箇所が
”背面に直行する壁や建具がある壁”
に該当してしまうのでした。(赤い四角の部分にリモコンニッチがあったのですが、図面への書き込みが汚すぎたので掲載は控えます。)
しかし、この図面が1度作成されたということは、建築士も見落としている事になりますね。
結局は一条本社からの指摘で、クローゼットの裏にリモコンニッチを設置しないで欲しいと言われ、移動を余儀なくされます。
移動場所の候補は以下の2箇所になります。
①は壁を作ることができます。目立たず、アクセスは初期の位置とほとんど変わりません。ただ、一時期スリットスライダーを設置していたので、それは移動させる必要がありました。
また、キッチン上部の壁を削除してアイランドキッチンにしないと、リモコンニッチがよく見えません。
②の場合、扉の位置を1マス下にずらす必要があります。目立たないという条件はクリアしていますが、リビングからのアクセスが悪いです。そして、納戸のデッドスペースを増やしてしまいます。
我が家の優先順位は効率の良さなので、アクセスを優先して①の位置に移動させることにしました。
偶然ですが、このリモコンニッチの移動が起点となり、以下の4点が良い方に進みました。
- 神棚とリモコンニッチの同時設置
- 勾配天井の拡大
- リビング北側の壁を2枚から1枚に変更
- 洗面所の開放
神棚とリモコンニッチの同時設置
リモコンニッチを移動したことにより、一時期設置していた洗面所のスリットスライダーを中止しました。そのおかげで、リモコンニッチの上に神棚を設置できることになったのです。
水回りに近く、上に空間がなく、南向きで、頭より高い位置といった全ての条件を満たすベストポジションです。
勾配天井の拡大
神棚が元々設置されていた場所はリビングの勾配天井と重なります。勾配天井は10畳を予定していましたが、神棚を優先させて8畳に減らした経緯がありました。
神棚をリビングからキッチンへ移動できたので、勾配天井を元の10畳に戻すことができました。
リビング北側の壁を2枚から1枚に変更
リモコンニッチは壁にならないので、子供部屋の扉を移動する事ができませんでした。
部屋の角は一方を壁にしなければいけないと言われていたからです。それが原因でリビング北側の壁は2枚になっていました。
リビング北側はピアノと季節飾りのスペースにしたかったので、1枚の大きな壁を作りたかったのです。
リモコンニッチの移動により、子供部屋の角の一方が壁になりました。その為、扉の位置を移動し、リビング北側は大きな1枚の壁にすることができました。
洗面所の開放
リモコンニッチの移動先は一時期スリットスライダーでした。その為、スリットスライダーは書斎に移動させました。
扉を設置せずにLDKの一部とする事で、より開放的な空間にすることができました。
■リモコンニッチの上に神棚を設置したい
神棚は後付けの方が安くすみそうですが、一条に設置してもらった方が安心だったのでオプションに追加しました。価格は29,000円でした。
神棚は北側の壁に設置し、南側を向くようにする必要があります。また、自分たちの頭よりも上に設置しなければなりません。
さらに、神棚の上は雲になるので、広い空間は望ましくありません。当初の設置箇所では勾配天井と重なっていました。
しかし、他に設置箇所がなかったのです。ところがリモコンニッチの移動により、その上に設置することができました。
リモコンニッチの高さが1,845mm、天井高が2,400mm、その差555mmです。正確には神棚の厚さもあるので、使える高さはもう少し減るはずです。
建築士と三柱のサイズをいくつか確認して問題なさそうだったので、リモコンニッチの上に設置する事にしました。
■神棚はキッチンからのアクセスが良い場所に配置したい
神棚には水や塩をお供えするので、キッチンからのアクセスが良い方が便利です。
元々の位置、移動後の位置のどちらもキッチンの近くに設置する事ができました。
リモコンニッチ・神棚の図面
リモコンニッチ・神棚は以下のように変更しました。
リモコンニッチを神棚を一緒に設置することができました。
神棚はキッチンの横に設置することができました。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
リモコンニッチは目立つ場所に配置したくない | ○ |
リモコンニッチの上に神棚を設置したい | ○ |
神棚はキッチンからのアクセスが良い場所に配置したい | ○ |
全て要望のとおりになりました。
リモコンニッチ・神棚にかかった坪価格とオプション価格
下の表はリモコンニッチ・神棚にかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(0坪) | 0円 |
リモコンニッチ | 10,000円 |
神棚 | 29,000円 |
合計 | 0円 |
リモコンニッチ・神棚の坪価格は0円、オプション価格は39,000円かかりました。