団信に入れないかもしれない
【結論】新団体信用生命保険(三大疾病)に加入できました!
保険を斡旋している輩の言うことを全て信じないほうがいい。
しかし本当によかった。加入できないって言われて、結果がでるまでの1ヶ月くらいは生きた心地がしなかった。
話の発端は火災保険の検討にさかのぼる。
火災保険比較のついで
一条工務店では提携の火災保険を紹介してもらえる。
比較のために『保険見直し本舗』で同条件の見積をいくつか出してもらったが、あまり差はなかった。
関連記事:一条工務店i-smartⅡの火災保険を一条提携以外と比較検討
なので、結局は一条提携で契約した。
費用対効果を考えると、2時間くらいかかったので行かない方がいいかもw
私の場合、生命保険や医療保険に入っていなかったので、いい機会だと思いそちらも一緒に相談してみた。
でも、スタッフはあからさまに医療保険の契約をとりたそうにしていたw
もう、体中からにじみ出ててちょっと嫌だったな。火災保険はそっちのけ。
でも、そこで恐ろしい事実を知ることに、、、
不眠症では保険に入れません
私は病院勤めだし、精神科だし、薬剤師だし、眠剤のリスクとベネフィットには精通しているつもりだ。
なので、安全な使い方をすれば服用してもなんら問題ないと認識している。
しかし、保険ではそれがアダとなる。
私はたまーに眠剤を飲むことがあり、カルテに『不眠症』という診断名が記載されている。
生命保険や医療保険に加入するには自分の病気を報告する『告知義務』というものがある。
そこにバッチリと『不眠症』が該当していたのだ。
ちかごろは精神系の疾患に対する査定がかなり厳しくなっているとのこと。
なので、私が選べる医療保険は3つしか紹介してもらえなかった。
生命保険は加入できないと言われた。
団体信用生命保険も、、、
ショックは大きかったが、それならば仕方ない。専門の人が言うんだからそうなんだろう。
そこは切り替えて、対策を聞くことにした。
生命保険に加入するためには『不眠症が完治して1年経過』という条件がある。
だから、これから1年間は眠剤をもらわずに過ごせばいいわけだ。
常用しているわけではなかったので、これくらいなら問題ない。
あとはこの1年間に、他の大きな病気にかからないように祈るだけだ。
しかし、保険担当者はさらに恐ろしいことを口にする。
『団信も入れませんよ』
、、、マジかよ。
団体信用生命保険にも同様の告知義務があり、不眠症があると入れないと言われたのだ。
ソッコーで一条の営業に電話をした。
申し込んでみないとわからない
営業からは医薬品名や用法用量を教えてほしいといわれ、どうなるかを確認してもらった。
しかし、結局それだけでは判断できず、一度申し込んでみるしかないとの回答だった。
一条工務店のi-flatはモーゲージバンクとなっており、念のため告知義務について以下の点を確認してみることにした。
- 診断名と実情が異なる
- 内服だが定期的な服用ではない
- 『期間』はどのようにとらえるか
- 記載スペースが少なすぎる
診断名と実情が異なる
問題とされたのは不眠症だったが、このさい他の病気についても聞いてみた。仮に加入できたとしても、告知義務違反で保険がおりないなんてシャレにならないw
日本の医療は診断名と実情がちがうということが当たり前になっている。典型的なのが痛み止めだ。実情は頭痛で服用しているのに、保険で適応がないためカルテには『腰痛』と書く。
これについては”ありのまま”を書いて欲しいと言われた。
『腰痛の診断になっているが、実際は頭痛で痛み止めを服用している』といったように。
内服での処方だが頓服で服用している
これもカルテと実情の違い。
私は睡眠薬を内服30日分で処方してもらっていた。そのほうが受診回数が少なくて済む。実際は頓服なので、年に1、2回の受診となる。
この点についても”ありのまま”書いてほしとのこと。
『期間』はどのようにとらえるか
上記の場合、罹患期間をどうするか悩んだ。
処方間隔があいていても、今後も継続して受診するのならば、間はあけず通算した期間で告知するように言われた。
記載スペースが少なすぎる
告知欄が狭すぎて全てを書くのは不可能だった。
担当者と話をしていくと、わかる病名はできるだけ告知したほうがいいと言われたからだ。(求められていない診断名でも)
ラッキーなことに私は自分のカルテをすぐに見ることができる環境だった。(自分の病院なんだから当たり前かw)
なので過去3年分の診断名と処方記録をA4の用紙にまとめて提出することにした。
署名と印鑑があれば別紙扱いを認めてくれるとのことだった。
無事に団体信用生命保険に加入!
保険見直し本舗の担当者が言ってたことはなんだったんだろう。
ハッキリと加入できないと言い切られて、根拠となる内部資料も見せられたのだが、、
いずれにせよ、不眠症の診断があっても団体信用生命保険に加入することはできた。
薬を常用していない点がよかったのかもしれないが、理由についてはわからない。
でも、諦めずにトライしてみたほうがいい。