一条工務店のアイスマートでは『ハニカムシェード』が標準装備となります。高断熱・高気密で有名なアイスマートですが、やはり断熱材のない窓は外気の影響を受けやすいです。そんな時にサポートしてくれるのがハニカムシェードです。
そこで、今回はハニカムシェードの基本的な部分とメリットからデメリットまで徹底的に解説していきます!
実際にアイスマートに住んで感じたこと、壊れた時の修理など公式サイトでは分からない部分にも触れていきますね(^^♪
ハニカムシェードの種類と電動の価格
引用:仕様確認ノート
ハニカムシェードは、六角形の空洞が連なったハチの巣状のロールスクリーンのこといいます。ココにできる空気の層によって、断熱性能を高めるアイテムです。
アイスマートでは『断熱』タイプが標準となっており、浴室以外の窓に設置されています。窓にピッタリはまっているので中が見える心配はありません。遮熱タイプは、西側の窓限定で標準仕様となります。
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
レースタイプ
レースタイプは布が一重なので、断熱効果は低いです。採用するメリットはあまりないでしょう。
断熱タイプ
断熱タイプは布が二重です。レースタイプよりも断熱効果を期待できます。標準仕様なので、全ての窓に設置してもらうことができます。
遮熱タイプ
遮熱タイプは、間にアルミのフィルムが入っており、日光を遮ってくれます。
我が家は1箇所だけ設置されていますが、それほど役に立っている印象はありません。
ポイント
アイスマートとアイキューブは標準装備ですが、それ以外はオプション扱いになります。
ちなみに、電動開閉にする場合は1箇所10,000円のオプションがかかります。電動ハニカムシェードはとても便利なので、ぜひとも採用を検討してください(^^♪でも、壊れた時は辛いです・・・(^^;)
故障時の対応については後述していきます。
ハニカムシェードでも結露するのか?
アイスマートに住む前、窓に関する一番の悩みは『結露』でした。カーテンに大量のカビが発生してしまうんですよね・・・
一条工務店の窓はトリプルサッシですし、ハニカムシェードとの間には空間があるので、ハニカムシェードに結露がくっつくという事はありません。
ですが、埼玉県の南部でも結露は発生しました。
以前の住宅と比べれば微々たるものですし、結露を拭くということもなかったですけどね。もっと北の地域になると、結露の量も増えるかもしれません。
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4つのメリット
それでは、ハニカムシェードのメリットを4つ紹介していきます。
カーテンが不要
まずは、カーテンの新規購入が不要という点です。
うちは、前のマンションのときが70万円。今回は40坪の戸建てだけどやはり100万弱はいっているかなぁ。
引用:e戸建て
4人家族などで普通の注文住宅を建てると、カーテン代だけで100万円近くの費用が必要になってしまいます。
注文住宅を建てるのはただでさえ資金計画が不安なところ。そんな中、100万円もの費用をカットできるのはとてもありがたいです。
参考までに我が家の総額を公開しています▼
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メンテナンスが不要
カーテンを購入してしまうと、その後のメンテナンスが発生します。家の窓ってどれくらいありますか?我が家はハニカムシェードだけで10カ所以上あります。
たとえ年に1回の洗濯だとしても、1日中時間を取られそうですよね。さらにカーテンはゆらゆら揺れるので、窓に触れた時に結露が付いてしまうリスクも考えられます。
ハニカムシェードなら、カーテンを設置するよりも圧倒的にメンテナンスの手間が減ります。
ホコリが溜まらない
カーテンを設置する場合、窓の上の壁にカーテンレールを設置しなければなりません。すると、その上にはホコリが溜まりますよね。ホコリが溜まれば掃除が必要になります。
しかし、ハニカムシェードは壁から出っ張った部分がないので、ホコリが溜まることはありません。
電動がすごいラク
先ほども少し紹介しましたが、ハニカムシェードは1万円/箇所のオプションで電動にすることができます。我が家は3ヵ所に導入しましたが、ものすごく便利で助かっています。
通常のハニカムシェードは紐を引っ張る必要があるのですが、毎朝何ヵ所も開閉するのは手間ですからね。
電動オプションさえ採用しておけば、ボタン1つで解決されます。朝の忙しい時間帯など、今ではなくてはならないオプションです。
宿泊体験をすると色々な気付きがあります▼
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4つのデメリット
続いて、ハニカムシェードのデメリットを4つ紹介していきます。
紐の位置が変えられない
電動オプションを採用しない場合、左右のどちらかに紐が設置されることになります。この紐の位置は変えられないので、間取り検討段階で左右どちらに設置するか決めなければなりません。
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部屋の間取りというのは、将来まで見据えて作るのには限界があります。そのため、手動のハニカムシェードの場合、紐の位置に後悔してもそのままにしてくしかありません。
ベッドや机を配置する可能性の高い部屋の角などは、開閉しにくくくなるので避けたほうが無難かもしれません。
故障すると外から丸見え
ハニカムシェードは紐で開閉を操作しているので、切れてしまう可能性があります。大きな窓に設置されるハニカムはそのサイズも巨大となり、かなりの重さがあります。
中には何本かの紐が通っているようですが、それでも耐久性を考えると壊れやすい可能性があります。
実際、我が家は最大の窓に設置された電動ハニカムシェードの紐が切れてしまい、修理に1ヵ月近くの期間が発生しました。その間、ハニカムシェードはずっとこの状態で過ごさなければなりません。
交換費用が高い
そんなに頻繁に壊れるモノではありませんが、壊れた時の交換費用はかなり高額になります。修理対応してくれるとありがたいのですが、上記のように紐が切れた場合、即答で交換対応と言われました(^^;)
ブラインドの修理が難しいように、ハニカムシェードの修理も大変なんですかね・・・
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手動は開閉しなくなる
手動・電動を選択することができるハニカムシェードですが、電動を採用しなかった窓に関してはほとんど開閉しなくなりました(^^;)開けっぱなしか、閉めっぱなしのどちらかです。
便利なモノを採用するのは良いのですが、同じ家の中に比較できる代物があるのはダメでした。小さな窓以外は全て電動オプションを採用すれば良かったと後悔しています。
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まとめ
以上、一条工務店のハニカムシェード|メリットとデメリットを全て解説についての紹介でした!
ハニカムシェードには、3つの種類があります。
- レースタイプ
- 断熱タイプ
- 遮熱タイプ
個人的には、標準仕様で設置してもらえる断熱タイプで十分だと感じています。最後にメリットとデメリットをまとめておきましょう。
メリット |
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デメリット |
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一条工務店では標準仕様のハニカムシェードですが、その選択肢は思いのほか多くありました。また、注意すべき点も多岐にわたります。最適な選択ができるよう、当記事が役に立てば幸いです(^^♪