子供部屋の配置の要望
- リビングに入口を配置したい
- ドアの位置は離したい
それでは検討の過程を1つずつみていきます。
■リビングに入り口を配置したい
子供部屋を設置する際に1番重要と考えたことは『親が出入りを確認できる』という点です。良くも悪くも、子供を親の監視下に置きたかったのです。
思春期を迎えれば、親を疎ましく思い、嫌がられるかもしれません。当然ですが、自分にも覚えがあります。しかし、それでも子供の行動の責任は親にあります。
責任をとる以上は可能な限り、自分たちの目の届くようにしておきたかったのです。
共用空間を通過する位置に配置すればよいのです。我が家は平家なので、リビングに子供部屋の入り口を配置しました。
2階建てであれば、リビング階段にすることで子供の出入りを確認できます。一条工務店はリビング階段でも温度差なく快適だとウリにしています。
我が家の子供部屋の位置は、本来なら夫婦の寝室にしたかったです。風呂、トイレ、洗面所、キッチンなど、生活に必要な設備へのアクセスが1番良いのです。
しかし、それを犠牲にしても、子供の様子を確認出来るようにする事が重要と考えました。
利便性の高い子供部屋は、将来子供たちが巣立ったあとに、年老いた私たち夫婦がそれぞれ使えれば充分です。巣立たなかったら困りますが、、
■ドアの位置は離したい
子供部屋のドアの位置は二転三転しました。
ドアを離したい理由はただ1つ、リビングの利便性です。
ドアが離れていれば、リビング北側の壁は1枚で済みます。赤い四角の部分です。
しかし、ドアが離れていないと壁が2枚に分かれてしまいます。赤い四角の部分です。
我が家はリビング北側の壁に、ピアノと季節飾りの設置を予定しています。壁が1枚の方が利便性が良いのです。もし仮に何か他の物を設置したくなった時にも、1枚の大きな壁のほうが融通が利きやすいです。
そのため、子供部屋はドアを離して配置したかったのです。ここから話が二転三転します。
子供部屋の配置以前の前提として、ドアは可能な限り引き戸にしようと考えていました。そうすると、子供部屋の場合、収納を北側に設置するしかありません。大きな赤い四角の部分です。
さらに、引き戸にすると2マス分が壁としての役割を果たしません。引き戸を増やすと、家の強度に影響が出ます。細長い赤い四角の部分です。
収納を北側に設置すると、エアコンは窓側には設置できません。窓の上にはスペースがないのです。エアコン配管を子供部屋の引き戸横(ACの部分)まで伸ばす必要があります。家の内部を通すため、故障時はリスクになります。
そして、せっかく設置した窓も小さくなります。
以上のようにデメリットの方が多く、引き戸は断念することにしました。
家具に干渉しない引き戸だと思っていたのですが、意外と使い勝手が良くないのです。結局は開き戸にし、収納はドア側に移動させました。
次に、ドアの位置を離すために左右対称の間取りを目指します。しかし、西側の子供部屋の壁裏にはリモコンニッチが設置されていたのです。赤い四角の部分です。
リモコンニッチは壁に埋め込む為、家を支える壁としての役割は果たせません。では、ドアの位置とどのような関係があるのでしょうか?
つまり、リモコンニッチとドアで部屋の角を作ることは不可能なのです。赤い四角の部分です。
そのため、ドアの位置を離すことができず、しばらくはリビングの壁が2枚のまま打ち合わせが進みました。
しかし、引き戸は諦めがつきましたが、ドアを離すという要望は諦めがつきません。そんな時、リビングをもっと広く見せるためにキッチンの間取りをアイランドキッチンに変更しました。
その結果、キッチンの北側に偶然にも壁が出現したのです。リモコンニッチを移動してもらい、子供部屋のドアの位置も変更してもらいました。
無事にリビングに1枚の広い壁を作る事ができました。
子供部屋の配置の図面
子供部屋の配置は以下のように変更しました。
全ての要望に対応してもらう事ができました。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
リビングに入り口を配置したい | ○ |
ドアの位置は離したい | ○ |
子供部屋の配置にかかった坪価格とオプション価格
下の表は子供部屋の配置にかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(0坪) | 0円 |
オプション | 0円 |
合計 | 0円 |
子供部屋の配置の坪価格は0円、オプション価格は0円かかりました。
窓の大きさ、収納の種類を変えても標準装備で済ませることが出来ました。