一条工務店の寝室｜6畳の間取りにワイドダブルのベッドをどう置くか

主寝室のベッド配置の要望

以下は主寝室のベッド配置に関する要望です。

• 南枕にしたい
• ワイドダブルとシングルを設置したい
• アクセント壁紙を設置したい

それでは検討の過程を1つずつみていきます。

■南枕にしたい

ベッドの向きは南枕を希望していました。当然ですが、その意図を反映して間取りを決めていきました。

しかし、間取りがまとまってきたときに検討しなければならないのが、『坪価格』です。

一条工務店の坪単価は約65万円です。1坪＝約2畳減らせば、65万円も価格を抑えることができます。パズルのように間取りを組み合わせて、利便性を損なわないように、削れる場所を検討していくのです。

今回は主寝室についての紹介ですが、この作業は平屋の醍醐味かもしれません。結果として我が家には、ほとんど廊下がほとんどありません。

さて、延床を減らすためには必要、不要を自分たちなりに線引きしなければなりません。安易に削ってしまい、利便性を損ねては意味がありません。

主寝室は7畳で計画していました。ベッドの大きさ、位置などの変化に対応させるためです。しかし、7畳⇨6畳に削減しました。

我が家の優先事項は『家族の共用空間の利便性』です。

リビングや書斎を削ることは絶対にありえませんが、各個人の空間なら削ってもよいと考えています。息子2人の洋室も6畳にシステムクローゼットを設置したので、空間としては5畳しかありません。。注文住宅なのに。

しかし、これには根拠もあります。契約前に体験宿泊をやった経験から、寝室は広くなくても大丈夫という自信がありました。実物を見るというのは1番の説得力があります。

さて、主寝室を6畳にした結果、北側（上）にはテレビボードを設置できなくなりました。引き出しを引くスペースがないのです。

そのためテレビの位置を東（右）に変更しました。東（右）にテレビがあれば、西枕（左）にしたほうがテレビが観やすいです。価格を優先し、南枕（下）は妥協しました。北枕（上）だけは避けたかったので、許容範囲です。

結果としてですが、ベッドの干渉がなくなり、主寝室の北（上）に続くウォークインクローゼットへのアクセスは南枕（下）よりも良くなりました。

■ワイドダブルとシングルを設置したい

現在のベッドはワイドダブルです。横155cm×縦230cmです。妻も一緒に使用する予定で購入しましたが、私一人で使用しています。このサイズに慣れてしまうと、なかなか小さくすることができません。

息子たちが１人で眠れるようになれば、妻も主寝室で一緒に寝る予定です。

そこで、シングルを追加購入してワイドダブルと並べて設置しようと考えています。シングルの横幅は約100cmです。ワイドダブルと並べると155cm＋100cm＝255cmとなります。

営業に確認したところ、主寝室の西面（左）の横幅は約260cmでした。一条工務店の壁は断熱性能が高い分、厚いです。詳細なサイズが知りたい時は確認した方が良いでしょう。ワイドダブルとシングルベッドはギリギリですが設置することができそうです。

悩ましい点は、ベッドの両サイドにほとんど空間がない点です。人が入れないとシーツ交換は行いにくいです。シングルベッドの追加購入は納得いくまで悩んでからにしようと考えています。

キングサイズへの買い換えも考えています。

■アクセント壁紙を設置したい

一条工務店では標準装備で選べる壁紙があります。かなりの種類があるのですが、ベースとなる白い壁紙に関しては差がわかりません。展示場でも確認しましたが、部屋ごとに違う壁紙を使用していても全く気がつきませんでした。白の壁紙は全て妻に任せました。

気になっていたのが、アクセント壁紙です。空間の1面を強めの色にするとメリハリが出ます。遠近感も出て、部屋を広く見せる効果もあります。

営業や建築士も勧めてきました。標準装備ならばと、4部屋にアクセント壁紙を設置しました。ところが見積もりを確認すると『壁クロス2色施工　20,000円』という謎の見積が計上されているのです。早速確認しました。

すると『1部屋に2色の壁紙を仕様すると5,000円のオプションがかかる』との回答です。勧めるわりに大事な説明がありません。

一条工務店を選んだ最大の決め手は標準装備が多い点です。この手のやりとりは何回もやっているので、私の性格を把握してほしいものです。

というわけで、主寝室のアクセント壁紙は中止にしました。

余談ですが、アクセント壁紙にはリスクもあります。
通常は枕側にアクセント壁紙を設置します。しかしそれはベッドの位置を固定してしまうということです。テレビの位置と同様に、部屋の模様替えの制限が出てきてしまいます。

壁紙についてはこちらの記事でも紹介しています。

主寝室のベッド配置の図面

主寝室のベッド配置は以下のように変更しました。

7→6畳へ減らし約32万円価格を抑えました。

テレビボードの都合、西枕（左）になりました。ワイドダブルとシングルのベットは設置できますが、左右にゆとりはありません。シーツ交換はやり難くなるでしょう。

アクセント壁紙はオプションの説明がなく、印象が悪くなったので中止にしました。

あまり要望通りにはなりませんでした。

○：要望どおり　△：代替対応　×：中止

主寝室のベッド配置にかかった坪価格とオプション価格

下の表は主寝室のベッド配置にかかった坪価格とオプション価格の一覧です。

主寝室のベッド配置の坪価格は0円、オプション価格は0円かかりました。