子供部屋の電気配線の要望
- 3路スイッチにしたい
- ネット環境が欲しい
- LANの高さを90cmに設置したい
- LANの位置は壁の中央にしたい
- テレビ配線が欲しい
- テレビ配線の高さを90cmに設置したい
それでは検討の過程を1つずつみていきます。
■3路スイッチにしたい
3路スイッチとは階段に設置されるスイッチです。1つの照明を1階と2階でON・OFFできます。離れた場所での照明管理に便利な代物です。
通常は寝室などの狭い空間で使用することはないのですが、我が家は3つある寝室の全てに3路スイッチを設置しました。
青い四角の照明から赤い線が2本出ています。その先にスイッチが設置されています。
理由はとてもシンプルで、ベッドで電気が消せると便利だからです。せっかくベッドで心地良くなっているところ、わざわざ入口まで行って電気を消すのは非効率的です。
紐付きの照明では普段の生活に邪魔です。かといって、紐を短くすると結局は寝る前に立ち上がり照明を消す必要があります。
リモコン付きの照明も販売されています。確かに枕元にリモコンがあれば私の希望は叶います。しかし、リモコンがあると電池が必要となり、それ自体を管理する手間が発生します。
更には枕元にリモコンを置く場所を作ってやらなければなりません。モノが置けるベッドボードが必要ですね。ベッドーボードに引き出しでもあればいいのですが、無けれベッドボードの上に置くことになり、すぐにホコリが溜まります。当然、そこに置いたリモコンにもホコリが溜まります。
これからの人生50年近く、リモコンのホコリを気にするのはまっぴらゴメンです。ベッドボードを設置しない場合は枕元に置くことになるでしょうが、高確率でベッドと壁の隙間に落ちる事になるでしょう。
以上の理由から寝室の3路スイッチは我が家にとって、というか私にとって必須アイテムなのでした。
では、なぜ子供部屋にまで設置したか?それは将来、夫婦の部屋にする予定だからです。
そちらについてはこちらの記事『一条工務店の間取りと価格~子供部屋のテレビ・ベッド~』をご覧ください。
■ネット環境が欲しい
これからの時代、インターネットなしでの生活は不可能に近くなるでしょう。子供の将来の可能性をつぶさないように、ネット環境はしっかり整備しました。
ネット環境のベースは書斎です。詳しくはこちらの記事『一条工務店の間取りと価格~書斎の電気配線~』をご覧ください。
ネット・コンセント・プリンター・パソコンなどは書斎に集約させているので、他の部屋にはなくても事は足ります。しかし、子供の性格がどのように構築されていくかは本人の資質による部分が大きく、予想しきる事は困難です。
オープンな場所では勉強ができないかもしれません。オープンでも静かであれば勉強ができるかもしれません。オープンな場所でなければ集中できないかもしれません。
例えばトス屋の場合、自宅では自室でなければ勉強に集中できませんでした。図書館であれば他の人がいても集中できました。
書斎は家族皆が自由に出入りできるように、オープンな空間に設計してあります。子供には書斎での勉強を習慣づけるつもりではいますが、合わなかった時のために子供部屋にもネット環境を設置しました。
ちなみに無線LANという手段もあります。今は中継する機器も販売されています。ですが、速度の保証はありません。万が一、無線では快適にネットを使用できなかった時の事を想定して保険をかけておいたのです。
■LANの高さを90cmに設置したい
通常、LANの設置高はコンセントと同様に床から30cmとなります。特に指定しなければ全てそのように設置されるはずです。ここはだけは。。と、建築士が変更を提案してくる箇所もあるでしょうが、基本は30cmです。
しかし、我が家は配線の設置高を90cmにしているところが何箇所かあります。建築士には難色を示されましたが、ちゃんと理由があります。自分の中で迷いがないのなら押し通しましょう。
さて、なぜLANの設置高を90cmにしたか?それはとてもシンプルな考え方で利便性が高く、美観が良いからです。
下の図面をご覧下さい。
子供部屋には備え付けの机はありません。基本的には書斎で勉強させるためです。しかし、自室で勉強したいと希望があったときは机を購入してやるつもりです。
図書館やオフィスで作業をしたことのある方ならわかると思いますが、足元にLANがあるよりも机の上にLANがあったほうが便利です。
LAN利用のためにわざわざ屈む必要はありませんし、配線がパソコンの後ろに隠れるので見た目も美しいです。ホコリも目の前に見えるのですぐに掃除できます。
■LANの位置は壁の中央にしたい
LAN配線にはコンセントが2口付いています。
子供部屋は北側に窓が設置されています。先ほどの図面のように、窓の前にベッドを配置する予定です。ベッド付近にはコンセントが欲しいです。スマホの充電に使用したり、非常灯を設置しようと考えています。
スマホや非常灯をベッドボードに置くことも考慮して、LANの設置高を90cmにしました。
下の図面が最終図案です。青い四角がLANとコンセントになります。
この図で最終仕様確認をしたのですが、窓からの距離が短くベッドボードに干渉する恐れがありました。床上90cmは結構高い位置なので大丈夫だとは思うのですが、100%の保証はありません。
そこでLANの配置を壁の中央にずらすように依頼しました。最終仕様確認後なので、本来はできないのですが、気づいてしまったら仕方ないですね。
一生住む家です。ハウスメーカーには多額のお金を落とすのです。わがままを言いましょう。
ということでLANの配置をずらしてもらいました。わかりますか?
これでシングルベッドを設置しても絶対にベッドボードに干渉することはありません。
■テレビ配線が欲しい
私はテレビに関しては否定的な考えを持っていて、無くても問題ありません。メディアは正確な情報を発信することはできず、常に湾曲されているからです。
スポンサーがいる以上、スポンサーの不利になる情報を流すことはできませんよね?
娯楽番組も出し尽くし感があり、昔ほど面白いと感じることはできません。
そのため、リビングに1台あれば良いと考えていました。
しかし、妻は真逆の考えの持ち主です。四六時中テレビをつけっぱなしにしています。夜間寝ている間もずっとつけっぱなしです。何度も注意したのですが、治りませんでした。そのため、現在は寝室を分けているほどです。
では、妻のテレビ好きがどうして子供部屋のテレビ配線の設置につながるのか?
それは、子供部屋を将来の自分たちの部屋にするという考えがあるからです。
子供部屋の配置は子供の出入りを確認できるようにしたので、リビングに隣接しています。LDK、トイレ、洗面所、風呂とアクセスがとても良いのです。逆に主寝室はアクセスが悪いです。
そのため、子供たちが巣立った後は夫婦それぞれの部屋にしようと計画しているのです。まだ20年近く先の事なので、どちらの部屋を誰が使うかは決めていません。そのため、妻にとって必須のTV配線を両方の子供部屋に設置する事にしたのです。
■テレビ配線の高さを90cmに設置したい
LAN配線と同様にTV配線の高さも90cmに設置しました。これも利便性と美観を考慮しての結果です。
建築士から、TVの移動ができなくなるからやめたほうがいいと言われました。しかし、配線がはみ出てもよければ、いくらでも移動は可能です。
はみ出すつもりはありませんが。
配線を隠すという前提でも、TVはけっこう動かせると考えています。言葉ではわかりにくいので、下の図を参考にしてください。黒い四角がTV、赤い四角が配線だとするとTVの大きさの分なら動かしてもも配線は隠れるのです。
これだけの可動範囲があれば、TVボードを制限される事もないでしょう。
子供部屋の電気配線の図面
子供部屋の電気配線は以下のように変更しました。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
3路スイッチにしたい | ○ |
ネット環境が欲い | ○ |
LANの高さを90cmに設置したい | ○ |
LANの位置は壁の中央にしたい | ○ |
テレビ配線が欲しい | ○ |
テレビ配線の高さを90cmに設置したい | ○ |
子供部屋の電気配線にかかった坪価格とオプション価格
下の表は子供部屋の電気配線にかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(0坪) | 0円 |
エアコン専用コンセント | 14,300円 |
シーリングライト | −8,000円 |
2口コンセント+LAN | 7,500円 |
2口コンセント+LAN+テレビ配線 | 11,000円 |
3口コンセント | 3,200円 |
合計 | 28,000円 |
子供部屋の電気配線の坪価格は0円、オプション価格は56,000円(2部屋分)かかりました。
シーリングライトは現在使用しているものを持ち込むので値引きしてもらっています。
3路スイッチのオプション価格はわかりませんでした。