主寝室のテレビの要望
以下は主寝室のテレビを設置するときに出した要望です。
- 壁掛けにしたい
- 北に設置したい
それでは検討の過程を1つずつみていきます。
■壁掛けにしたい
私と妻の主寝室は狭いです。6畳しかありません。スペース的にテレビボードの設置は難しく、壁掛けテレビを希望していました。
建築予定地は先祖代々のものなので、約580㎡あります。土地の広さは全く制限がありません。しかし、予算の制限で6畳にしました。
余談ですが、一条工務店の坪単価は約65万円です。4人家族で35坪の家を建てた場合、本体価格は2,275万円となります。
付帯工事が約200万円、オプション価格が約300万円、太陽光パネルが約500万円、外構費用が約300万円、その他諸々を含めると4,000万円は超えてしまうでしょう。
土地の購入を考えている方は、土地代も加算されます。
今の家は高いのです。父の世代であれば、同額で2倍の広さの家を建てられました。
もちろん、全館床暖房や高断熱など性能は格段に上です。良いものは高いといったところでしょうか。
さて、予算の都合で主寝室を6畳にしたわけですが、他に価格を抑える方法はなかったのでしょうか?価格を抑えるには、以下の3つの方法が考えられます。
- 値引きしてもらう
- 妥協する
- 自分で作る
一条工務店は値引きをしません。そのため、方法1は使えません。他のハウスメーカーでは使える方法でしょう。
方法3もできれば避けたいです。巷ではDIYが流行っています。しかし、専門家ではない自作の物には安心感がありません。長持ちもしないでしょう。自分が精通している分野ならいいのですが、、家に関してはど素人です。
一条工務店で価格を抑えるには、やはり方法2しか選択肢がないのです。妥協というと聞こえは悪いですが、あらゆる施策を考えて、それでもダメなら仕方がないねといった考え方です。初めから諦めはしないです。
初期段階の主寝室はゆとりをもって、7畳にしていました。しかし、6畳にすれば当然ゆとりがなくなります。その結果、テレビボードを活用するスペースがなくなってしまったのです。
6畳ではテレビボードは置けても、ボードの引き出し使えません。
余談ですが、図面が煮詰まってくると延床面積を削る作業が始まります。本当に必要なものを厳選するのです。我が家は全体では2坪くらいは削りました。それだけで約130万円も価格を抑えることができます。
私はテレビがなくても構わないのですが、妻はそうはいきません。四六時中テレビをつけっぱなしにします。寝ている間もつけています。妻にとって必須のテレビを置かないわけにはいきません。
そこで、壁掛けテレビにしようと考えたわけです。しかし、建築士には難色を示されました。以下は壁掛けテレビのデメリットです。
- テレビの位置を変更できない
- 落下するかもしれない
- 壁下地が必要
1.テレビの位置を変更できない
配線を高めに設置して、テレビの裏に隠すのが壁掛けテレビです。壁に穴を開けてテレビを設置するので、あとあとの場所変更はできません。一般的にいわれる1番のデメリットになります。
正確にいうと、テレビの場所は変更できるが、壁の穴、変な位置の配線は丸見えになるということです。
2.落下するかもしれない
業者に設置してもらうつもりですが、子供がぶら下がると落下の危険があります。我が家は息子2人です。家を破壊されることは覚悟していますが、怪我をされては困ります。
また、地震の影響も心配です。東日本大震災レベルの地震に耐えられるか不明です。
東日本大震災を福島県で経験したこともあり、私が1番デメリットに感じている点です。
3.壁下地が必要
一条工務店の壁は石膏ボードといわれました。ホームセンターで売っている専用の金具を使用すれば、5kgくらいは問題なく壁に掛けられるそうです。時計の設置などに便利ですね。
しかし、テレビはかなり重たいです。壁にかけるには、壁下地をしてやる必要があります。数千円で済みますが、オプション料金が発生します。
以上のように、かなり制限を受ける上にテレビメーカーでは壁掛けを推奨していません。避けられるならば避けた方がよいということなのでしょう。
リスクの方が大きいと判断して壁掛けは中止にしました。
■北に設置したい
壁掛けを中止するのであれば、テレビボードを設置するしかありません。この時点で北に設置したいという希望は絶たれます。
残されたスペースは主寝室の東です。下の図面のようにテレビの位置を移動させれば、テレビボードを設置しても、利便性を損ねることはありません。
しかし、テレビは観づらいですね。テレビを東に設置したのなら、ベッドの配置を西枕にしたほうが利便性が高いです。
主寝室のテレビの図面
主寝室のテレビは以下のように変更しました。
壁掛けテレビはデメリットが多いため、中止にしました。その結果、テレビボードを置くことになりましたが、北側にはスペースがありません。テレビは東側に配置することにしました。
全ての要望を断念しました。
リビングや書斎といった、家族共用空間を削るわけにはいきません。それならば各個人の部屋を削ります。優先順位をハッキリとさせた結果なので仕方ありませんね。
○:要望どおり △:代替対応 ×:中止
要望 | 結果 |
壁掛けにしたい | × |
北に設置したい | × |
主寝室のテレビにかかった坪価格とオプション価格
下の表は主寝室のテレビにかかった坪価格とオプション価格の一覧です。
坪価格とオプション価格 | 価格 |
坪価格(0坪) | 0円 |
オプション価格 | 0円 |
合計 | 0円 |
主寝室のテレビの坪価格は0円、オプション価格は0円かかりました。
配線やコンセントは電気配線の記事に計上します。