『パパ、switchのコントローラーが勝手に動く』
子供からこんな風にいわれて、対応を迫られた世のお父さんは多いと思います。私もそんな父親の1人です。
任天堂のHPで修理について調べると、往復の送料+手数料でけっこうな費用がかかりそうな感じでした。『新しいのを買ったほうがいいのでは?』と思って調べると、ジョイコンはびっくりするほど高額。
他の方法が無いか色々とググってみたところ、どうやら自分でも修理できるモノらしい。でも、修理画像を見ると、解体して基盤むき出しになっててハードルが高そう・・・。
とまぁ、こんなレベルの私でも、自分で修理してスティックを正常に戻すことができました。
ちょっと手先の器用さは必要でしたが、難しい技術は不要でした。新しく買ったり、任天堂に修理を依頼する前に、試してみる価値はあります。
安く修理できますし、時間もかかりません。(1個10分くらいで直せました。)それでは、解説していきましょう。
ジョイコンのスティックが勝手に動く
『ジョイコンのスティックが勝手に動く』と子供にいわれ、症状を確認してみました。
すると、コントローラーに触れていないのにゲームのキャラクターが勝手に移動しています。これではゲームが進められずストレスですね。
我が家には合計4つのジョイコンがありますが、このような症状が出たのは2つです。(故障率50%!)
そして、スティックの操作はジョイコン【左】を使う事が多いので、壊れたのは2つとも【左】のジョイコンでした。
それにしても、こんな簡単に壊れないでほしいですね・・・。
最初にやるべき3つの対処
ジョイコンのスティックがおかしくなったら、以下の3つを試してみます。
3つの対処
- コントローラーの更新
- スティックの補正
- ジャイロセンサーの補正
コントローラーの更新
まず最初に【コントローラーの更新】です。
switchのトップ画面から、設定を選択します。下の方にスクロールして、コントローラーとセンサーを選択します。また下にスクロールして、コントローラーの更新を選択します。
あとは勝手に更新が始まるので、終わるまで待ちます。
スティックの補正
続いて、同じ画面にあるスティックの補正を選択します。
すると補正したいスティックを倒すように指示がでるので、故障しているジョイコンのスティックを倒しましょう。
次に〇マークではなく+になっていることを確認、円の色が変わることを確認するように指示が出ます。スティックの故障の場合、大抵ここが上手くいかずイライラします。
で、ダメなときはXボタンをおして補正を選択してください。
三角の方向にスティックを倒したり、円を描くように指示が出ますが、故障しているとこれまた上手くいかずイライラします。
ジャイロセンサーの補正
最後に、同じ画面にあるジャイロセンサーの補正を選択します。
コントローラーを補正するを選んだら、そのコントローラーの+または-を長押しします。あとは水平なところに置けば補正は完了します。
修理の方法は3つある
続いて、修理の方法を紹介していきます。
3つの修理方法
- 任天堂に修理を依頼する
- 専門店に修理を依頼する
- 自分で修理する
任天堂に修理を依頼する
一番安全で確実なのは、公式の任天堂に修理を依頼することです。お金と時間はかかりますが、間違いのない対応をしてもらえるでしょう。
ただ、1個2,200円の修理費用、往復の送料がかかり、修理期間は10日~2週間かかると公式サイトで解説してありました。
保障期間であれば無料なんでしょうが、大抵は保証が切れてから壊れます。
詳しくはコチラ⇒任天堂公式サイト
専門店に修理を依頼する
ジョイコンの修理は、それを扱う専門店でもやってもらえます。ゲーム屋とかスマホ修理屋などです。
任天堂よりも低い料金設定のお店が多いので、近くに修理屋があるならお願いすると安く済ませることができます。
また、その場で対応してくれるので早ければ30分くらいで修理が完了します。
自分で修理する
ジョイコンの部品を用意して、自分で修理する事もできます。
カバーを外してバラバラにするのですごく難しそうに見えるんですが、意外にも何とかなります。
自分で修理する時の手順
それでは、自分で修理する時の手順について解説していきます。
3つの修理方法
- 交換用スティックを購入する
- 手順に従ってジョイコンを解体する
- スティックを交換する
交換用スティックを購入する
Amazonでは多種多様な組み合わせの商品が販売されいるので、必要なモノがセットになった商品を選びます。今回は以下を購入しました。
初めての修理だったので、専用のドライバーや解説書があると便利でした。ジョイコンの外カバーはY字ドライバーなので、通常のドライバーでは取り外せないようになっています。
1スティックあたり300~400円で交換できるので、任天堂や専門店での修理と比べて格安で済ませることができます。
手順に従ってジョイコンを解体する
購入したキットに入っていた道具です。使ったのはY字ドライバー、+ドライバー、ハケの逆側だけでした。
まずはY字ドライバーを使って、ジョイコンの裏側のネジを外していきます。
ハケの反対側の平べったい部分(以下、ヘラ)を差し込みながら、ジョイコンの外カバーを外した状態です。コードが繋がっているので、引っ張って切らないように注意してください。続いて、バッテリーを外します。
バッテリーの隙間にヘラを差し込んで、テコの原理で起こすように外します。バッテリーを固定するため、矢印の部分に両面テープが貼られているのでけっこう外しにくいです。
バッテリーもコードで繋がれているので、勢い余って切らないように注意してください。続いて、バッテリーが収まっていた台を外します。
ここまで解体すると、ようやくスティックの裏側(四角い銀色の部分)が見えてきました。この部分はネジとコードがあるので、両方外していきます。
私が修理してみた中で、一番の難関はココでした。2つのコードを外さなければならないのですが、その外し方と加減がわからなくて困りました。
コードはツメを畳んだ状態で固定されているので、まずはそれを起こします。起こす方向は写真の矢印を参考にしてください。私は付属のヘラで起こしましたが、楊枝など細いモノのほうがいいかもしれません。
ツメを起こしたらコードを引き抜いて、固定しているネジを外せば、スティックを取り外すことが出来ます。
スティックを交換する
ここまでくればあとは簡単です。交換用のスティックをはめ込んで、逆の手順で部品を取り付けていけば完成。
最後にコントローラーの更新、スティックの補正、ジャイロセンサーの補正をして、スティックが正常に動くことを確認します。
まとめ
以上、ジョイコンのスティックが勝手に動く時の対処法3つと修理方法3つについての解説でした。
ジョイコンのスティックが勝手に動く時は、まず最初に3つの対処法を試してみましょう。
3つの対処
- コントローラーの更新
- スティックの補正
- ジャイロセンサーの補正
それでも異常が残る場合、修理の検討が必要です。修理の方法は以下の3通りです。
3つの修理方法
- 任天堂に修理を依頼する
- 専門店に修理を依頼する
- 自分で修理する
ちょっと手先の器用さは必要ですが、自分で修理することもできました。任天堂や専門店と比べてとても安く済んだので大満足です。
どのみち壊れているので、ダメもとでも自分で直してみるのはアリだと感じました。ぜひ試してみてください。