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キャップレスデシモのレビュー|片手で使えるパイロットの万年筆

https://metsatsu.com

皆さんはペンにこだわりをもっていますか?ペンなんて100均一で十分という方も多いでしょう。以前は私もそのような考えでした。

しかし、年月が経過するにつれて、考え方が変わってきます。初期投資が少し高くても、大切に長く使ったほうが満足度やコストパフォーマンスが高くなるからです。

では、ペンの王道は何か・・・?

 

それは『万年筆』です!

 

しかし、万年筆には基本的にキャップが付いており、インクが乾燥しないようになっています。つまり、両手を使ってキャップを外さなければなりません。ただ、仕事の都合、片手だけで使える万年筆が必要でした。

そこで、今回はキャップが不要の万年筆『キャップレスデシモ』について紹介していきます!

日本製の万年筆といえばパイロットコーポレーション

並木製作所として設立し、現在はパイロットコーポレーションとなったペンの老舗。その始まりは、創業者の並木氏が製図に使用していたペンに不満を感じたことに始まりました。名前の由来は、並木氏が商船の乗組員だったことにあるようです。

利便性や書きやすさにこだわったペンづくりを続け、今では多くのビジネスマンに愛されるペンのメーカーとなっています。

万年筆キャップレスデシモのレビュー

基本情報・スペック

キャップレスデシモは、その名前の通りキャップがありません。万年筆の概念をひっくり返すようですが、ペン先はノック式で簡単に収納することができます。

ビジネスの現場では手早くメモを書く場面も多く、そんな時にいちいち両手で万年筆のキャップを外すのはスマートではないことも。

また、私の場合は左手でノートを開きながら右手でメモを取ることが多いので、万年筆を使うなら『片手で扱える』という条件が必須でした。

 

基本スペック

  • 全長:142ミリ
  • 軸径:12ミリ
  • 重さ:21グラム
  • インクの吸引方式:両用式
  • ペン先:18金
  • ペン先の太さ:(細い)EF・F・M・B(太い)
  • 価格:約15,000円
  • カラー:ブラック、レッド、ブルー、ホワイトetc

 

キャップレスデシモの歴史は古く、発売は1,963年までさかのぼります。約50年も経った今でも販売されているのは、ユーザーに愛され続けている証拠といえるでしょう。

外観・見た目

今回は、ダークブルーマイカを購入しました。付属品としてケース、保証書、黒のカートリッジインク、取り扱い説明書が同梱されていました。

インクの色が黒でよければ、すぐにでも使用することができます。

色は鮮やかな青で、シルバーとの相性が良いですね。高級感があります。同じくパイロットの『エボルトシリーズ』を思い出します。

 

 

キャップレスという名のとおり、万年筆なのにキャプがありません。頭にあるノック部分を押すことによって、ペン先を出し入れすることができます。

収納時はフタがされるので、キャップがないからとっていって乾燥を防げないわけではありません。

デシモにはちょっと変わったところがあるのですが、何か変な点に気がつきませんか?

 

クリップの位置が、通常のペンとは逆なのです。

 

万年筆というのはインク漏れを防ぐため、ペン先を上にして保管します。通常のキャップ付きならキャップにクリップを付ければいいのですが、キャップレスデシモは手で握る部分に付ける必要があります。

最初はすごく違和感があったのですが、今は使い慣れているので気にはなりません(^^;)

サイズ感はやや小さいです。全体的にもう少し長さがある方が、しっくりくるのではないでしょうか。

コチラは同じくパイロットの万年筆『カスタム74』です。ペンの長さとしては、これくらいあったほうがバランスが良いですね。

 

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軸さやの中央部分に、メーカーロゴが刻印されています。

ペン先には、18金が使用されています。クリップ部分には『decimo』と、ブランドロゴが刻印されていました。

構造・中身

バラしてみると、3つの部分に分けることができます。

中身の部分はさらにバラすことができましたが、使用するのは左側のペン先が付いた部品のみとなります。

ペン先にコンバーターをセットしてみました。初めての時はコンバーターの使い方がわからなかったのですが、コンバーターはこのまま取り外すことなく使用します。

万年筆にはインク貯留設備があり、コンバーターはただの吸引器だと思い込んでいました。

初回の吸引は見事に失敗。ペンの先端からインクを吸い上げると認識していたのです(^^;)実際はペン先から2cmくらい上に1mm程の穴が空いているので、そこまでインクに沈ませる必要がありました。

書き味

初めのうちは少し書きにくかったのですが、すぐに慣れてきました。必要以上にペンを寝かせていたのですが、そこまでしなくても滑らかに書くことができます。

筆圧は本当に不要で、紙に触れているだけでインクが出てきます。軽くかけるのは良い点なのですが、ゆっくり書くと滲みやすいです。サラサラ流れるように字を書いたほうがキレイに書けます。

今回購入したインクは『色雫』というシリーズのasa-gao(朝顔)です。キレイなブルーですね(^^♪

個人的な感想|片手で使えるのがすごく便利

やはり、キャップレスデシモは片手で使えるのが一番助かっています。立ったまま片手にバインダーを抱えた状態でも、胸ポケットからサッとデシモを取り出してメモを書くことができます。

普通のキャップ付き万年筆だと、これほど手軽に使用することはできませんからね。インクの乾燥が心配でしたが、ペン先を収納するとフタがされる仕組みになっているのでキャップ付きと比較しても問題ありません。

口コミ・評判

それでは、他の方の口コミと評判を見てみましょう。

手帳にメモ書きなどをすることが多いのであればこの極細はピッタリです。細字にしようか迷いましたが、これで正解でした。グリップがガイド役になり、割と正しい持ち方になるためか自然に字を丁寧に書くようになりました。生来の悪筆ですので、これは期待が持てます。ボールペンと違って、軽くなぞっても書けますので、ペン先に力が入る悪い癖が矯正されるのではないかと思います。

引用:Amazon

昔のノック式からかなり進化してますね。使いやすいです。手帳というより、A5サイズのダイヤリーに使用していますが、5mmの方眼の中に二文字は書きますし、1ページ当りの文字総数も結構な量になるため、この細さは大変重宝します。
なにしろ、ノックすればすぐに書ける、というのは仕事で使う分には誠に有り難い。

引用:Amazon

まとめ

以上、キャップレスデシモのレビュー|片手で使えるパイロットの万年筆についての紹介でした!

最後にキャップレスデシモの良いと感じた点、悪いと感じた点をまとめてみます。

 

良い点
  • 安心の日本製
  • 片手で使える
  • 価格が手ごろ
悪い点
  • キャップがないのでアンバランス

 

18金のペン先、片手で使える利便性、これらの機能を備えながら15,000円以下で購入できるのは素晴らしいとしか言えません。Amazonや楽天で探せば、もっと安く販売されています。

万年筆を片手でサッと使いたい方は、キャップレスデシモがおすすめです(^^♪

 

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