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革靴

ミスターミニットのレビュー|靴底(ソール)とヒールを修理

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大切に履いている革靴は足にも良くフィットしており、ちょっと壊れたからといってカンタンに手放すことはできませんよね。

しかし、価格の安い製法で作られた革靴は、メーカーでの修理対応を受け付けていない事も多いです。そういう革靴にかぎって履き心地が良かったり・・・

 

そんなときは、ミスターミニットで修理してもらいましょう!

 

メーカーでは修理してくれない革靴でも、キレイに直してもらう事ができました。今回はミスターミニットで靴底とヒールを修理してもらったので、レビューしていきます(^^♪

メーカーでは修理できない革靴

革靴が好きな方は、購入時に悩む事があると思います。

 

それは『修理出来るのか?』『修理出来ないのか?』という点です。

 

当然ですが、革靴が好きであれば修理出来る靴を選びたくなります。私がそうです(^^;)

とはいっても、メーカーでの修理を不可としている革靴の方が安価で購入しやすいのが現状です。今回は、そんな革靴をメーカー以外に修理してもらう事にしました。

 

続サラ
本題の前に、靴の作り方について簡単に紹介しておきます!

 

革靴の製法は4つある

以下は、革靴を作る際に使われる主な製法です。

 

  • グッドイヤーウェルト式
  • マッケイ式
  • ステッチダウン式
  • セメント式

 

グッドイヤーウェルト式

グッドイヤーウェルトの特徴は『頑丈』という点です。そのかわり、靴底が硬く、重いです。コバに沿って縫い糸が見えるので、外観でも判別しやすい造りになっています。

何足か所有していますが、週に1回くらいのペースで履いて、履き慣らすのに約半年かかりました。はじめのうちは靴ずれが痛く仕事には履いていけなかったので、近所を散歩しながら徐々に自分の足に合わせていきました。

手間こそかかりますが、足に馴染んでしまえば1番フィットする革靴です。ヒールとソールの修理はメーカーが対応してくれます。

マッケイ式

はじめからソールの返りが良く、履き慣らす必要はありません。また、グッドイヤーウェルト式よりも軽いです。縫い目は靴の中にあります。ヒールとソールの修理はメーカーが対応してくれます。

ステッチダウン式

軽くて履きやすいです。この製法の靴を1つ所有していますが、雨雪用の革靴です。ソールの返りが良いので、歩きにくい場所での使用を想定した革靴を作るのに向いています。ヒールとソールの修理はメーカーが対応してくれます。

セメント式

簡単な構造なので大量生産が可能です。そのため、価格が安いです。接着剤で甲革と靴底をくっつけています。デザインの制限もあまりないので、色々な靴に使われる製法です。メーカーでは修理出来ないタイプの革靴です。

 

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このタイプの革靴を洗うと、壊れてしまう可能性があります。実際に洗ってみたのですが、接着がいざ剥がれて直せなくなってしました。

 

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革靴のスペックと修理前の状態

以下は、修理を依頼したリーガルのヴァンプのスペックです。

 

  • スタイル:ヴァンプ
  • 甲革:牛革
  • 靴底:ゴム
  • 踵:ゴム
  • 色:ブラウン
  • 価格:約10,000円
  • サイズ:26.0cm
  • メーカー修理:不可
  • 購入店:三井アウトレット

 

製法は不明ですが、価格からしてセメント式でしょうか。ヒールとソールは一体型となっており、メーカーでの修理は出来ないタイプの革靴です。

甲革やソールは柔らかく、とても履きやすいです。甲革はけっこう伸びるので25.0cmのサイズでもよかったかなと感じています。

週に1回くらいの頻度で4年間履きました。甲革は定期的に手入れをしてきたので、まだまだ現役で履いています。しかし、どうしてもヒールとソールは削れていきました。

苦肉の策で100円均一で購入したソール保護シールを貼っていましたが、1年後に汚い接着剤の跡を残して剥がれました。

ヒールの補修には市販の補強材を使ってみましたが、非常に見た目の悪い仕上がりになりました。

自分での修理に限界を感じ、専門職に任せることに。4年間も履くと色々と傷みがありますが、基本的に修理に対応してくれるのはヒールとソールになります。

それでは、革靴の状態を詳しく見ていきましょう。

内側は少し黒ずんでいます。

履き口は色が剥げてきました。この部分も場合によっては修理できるようです。

これは、油のシミです。すぐにステインリムーバーで拭きましたが、元には戻りませんでした。

4年も履いていると、傷んででいる部分がチョイチョイありますね。ここは糸が切れています。

こちらも糸のほつれでしょうか。

ミスターミニットの修理価格と期間

自宅から徒歩5分ほどのところにミスターミニットがあるので、そちらに修理を依頼しました。価格は以下の通りです。

 

  • ヒール:2,600円~
  • ソール:2,800円~
  • ヒール+ソール:4,400円~

 

使用するゴムの材質によって価格が変わってきます。1番安い価格のものはミスターミニットオリジナル商品のようです。今回は1番安いヒール+ソール(4,400円+消費税)で依頼しました。

他にも、女性の靴は巻紙やヒール先端部の修理にも対応しています。

修理期間はとても早いです。なんと90分!メーカーに依頼すると1ヶ月くらいかかることもあります。すぐに修理したいときはミスターミニットのほうが満足できるかもしれません。もちろん、仕上がり次第ですが。

 

忙しいあなたに朗報です。なんと、靴の修理がAmazonで販売されています。ポチればすぐに梱包資材が送られてくるので、あとはそれに入れて発送するだけ!

靴底・ヒール修理のレビュー

それでは、仕上がりの状態をレビューしていきましょう!

ソールを薄く削り、その上にミスターミニットのゴムが貼ってあります。100円均一のソールを貼っていたので、接着剤の汚い跡があったのですが、問題なく対応してもらえました。

ヒールは斜めに削り、同じくミスターミニットのゴムを貼ってあります。

コバ部分です。とても綺麗な仕上がりです。剥がれにくくするために、斜めに削ってあります。

ヒール部分です。接合部の段差がどうなるか心配していました。凝視すると接合部がわかりますが、普段履いている時に気づかれることはないでしょう。

 

少し邪道な修理にはなりますが、メーカーで修理してもらえない革靴もミスターミニットでは修理してもらえました。張り替えは何度でも可能とのことです。

 

修理後に早速履いてみましたが、少し滑りやすくなっていました。ですが、履き慣らしていくうちに改善されると思われます。

はじめは気がつかなかったのですが、履いているうちに何故か黒いスレ跡のようなものができるようになりました。

一体なんなんだ?と、しばらくわからなかったのですが、手入れのためステインリムーバーで汚れを落としていたら、ヒール部分が真っ黒になるのです。

どうやら、ヒールの接合部をぼかす為に何かを塗っていたようです。一体なにが塗られていたのか・・・甲革の黒いスレ跡はステインリムーバーでも落とすことができず、今でも残っています。

甲革を汚すリスクがあるものを塗ったのであれば、教えて欲しかったです。

とはいえ、メーカーが修理してくれない革靴を蘇らせることができました。10,000円で購入して、4年間履いて、5,000円で修理ができるのであればコストパフォーマンスはかなり良いです。

 

余談ですが、他の靴のヒールもミスターミニットで修理してもらたことがあります。修理後もずっと履いていたのですが、削れるスピードが速いです。値段相応なんだなと思いました。

また、対応するスタッフによっても手技に差が出ます。妻のヒール巻紙修理はあまり綺麗な仕上がりではありませんでした。ソールとヒールの高さに違和感を感じることもありました。

 

まとめ

以上、ミスターミニットで靴底(ソール)とヒールを修理してもらったレビューについての紹介でした!

メーカーでは修理してくれないお気に入りの革靴でも、ミスターミニットならお手頃価格で直してもらうことができます。

時間も短時間で済み、今回のリペアは90分で完了しました。急ぎの時には重宝しそうですね。ただ、職人の腕によって差が出る点、オリジナルのゴムは削れるスピードが速いというデメリットもあります。

それを差し引いても、履き慣れた革靴を直してもらえるのは、とても助かりますけどね(^^♪

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