黒色期の褥瘡にユーパスタコーワ軟膏を塗る意味はあるのか?

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本日は休日を満喫している。家族をユニクロに連れてきた。

自分の買いたいもの(といっても仕事着)を買ったところで、次男が昼寝にはいった。

えらいぞ!と心の中で叫びながら、妻の腕から次男を奪い取り、そそくさと車に移動した。

次男は俺が見てるから、好きなだけ買い物してこいという意思表示だ。

おかげでゆっくりと執筆する時間がとれた。

家族との時間も大切だが、誰にも邪魔されず1人で好きなことをやる時間も大切だ。

バランスよく過ごすことで心身ともに健康でいられる。

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黒色期の褥瘡にユーパスタを塗っていた

ointment

本日は褥瘡回診の日である。私は薬剤師としてメンバーに組み入れられている。

早速1人目の回診について行くと、創部が真っ黒になっていた。

女医
栄養状態が悪いわね。出来るだけカロリー入れて。
看護師
わかりました。
女医
それと黒い部分は壊死してるから取り除いておいて。
看護師
まだ硬くて取れないんですよ。
女医
なに塗ってるの?
看護師
ユーパスタです。
女医
少しずつでいいのよ。処置のたびに取るようにして。
トス屋
、、あのー、硬いならユーパスタやめた方がいいんじゃないですか?

看護師、医師、栄養士一同の視線が私に向く、、気まずい。

女医
なら何にしたらいいの?
トス屋
ブロメラインにしてみたらどうですか?
女医
あれは刺激が強すぎよ。
看護師
確かに壊死部は早く溶けるんですけどね。
トス屋
壊死部以外はワセリンで保護するといいですよ。
女医
この患者さんには使えないわ。
トス屋
・・・
トス屋
そうですか、ではゲーベンクリームに変えたらどうです?
女医
なんでよ?

エビデンス(根拠)

point

私が勤める病院は精神科病院だ。なので、専門ではないメンバーで褥瘡をみたり、感染対策を立てたりしなければならない。

なかなか辛いところである。総合病院であれば、黒色期の褥瘡にユーパスタが処方されることはないだろう。

褥瘡は治癒するまでに4つの段階に分けることができる。

褥瘡の治癒段階
  • 黒色期:壊死
  • 黄色期:滲出液増加
  • 赤色期:肉芽増加
  • 白色期:上皮形成

今回の患者さんは黒色期の褥瘡で、創部が壊死して硬いとのこと。つまり、乾燥しているわけだ。

それなのに塗布されていたのはユーパスタコーワ軟膏だった。

ユーパスタの特徴は水分を吸収する点である。

しかし、これでは黒色期の創部はますます乾燥して硬くなってしまう。柔らかくするためには水分吸収作用のない外用薬を選択しなければならないのだ。

それはゲーベンクリームである。

ゲーベンクリームは水分を弾き返すので、創部に適度な水分を維持することが可能だ。

それは創部を柔らかくすることになり、壊死部を除去しやすくする。

壊死部を除去し、十分な栄養を摂取できれば褥瘡は快方に向かう。

その過程で滲出液が増える時期がある。

その時にゲーベンクリームからユーパスタに切り替えるわけだ。

ユーパスタは過度な滲出液を吸収してくれる。

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トス屋 

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